我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。
我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。
主は聖霊によりてやどり、
我は聖霊を信ず、聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の
イスラム教も同じ神であるという批評家がいますが、まったくの間違います。聖書の神は三位一体の神です。
※イスラム教はアッラー(名詞で日本語の「神さま」)です。
キリストは、他のどんな宗教の創始者とも異なる。
・キリストの本質()
・キリストの御業()
※キリスト論が間違っていると、救済論が間違ってくる。
※異端は、例外なしにキリスト論が間違っている。
※異端は、キリストは被造物の位置まで引き下ろされている。
【キリストの本質について】
(1)イエス・キリスト
イエスは、人間として歩まれたことを証言する名前です。
当時の人には、苗字がなかった。キリストは苗字ではない。
◆イエスの呼び名
・ナザレのイエス
・ヨセフの子イエス
・マリアの子イエス
◆イエスは、ヘブル語で「ヨシュア」(マラ1:20-21)
・イエスの名は、神が命名された。
・イエスとは「主は救い」という意味。
・旧約聖書のヨシュア記に出てくるヨシュアと同じ名前です。ギリシャ語で「イェシュア」という。
・ヨシュアは当時のユダヤ人の間では一般的な名前です。
・旧約聖書のヨシュアはイエスの型です。ヨシュアはモーセの後にエジプトからイスラエルを約束の地へと導いた人。
キリスト
・ヘブル語で「メシア」、ギリシャ語で「キリスト」。
・メシア(キリスト)とは称号です。(ヨハ1:40-41)(マタ16:15-16)
※イエス・キリストとは、メシアとして来られたイエスというお方
◆メシア(キリスト)の意味
①油注がれた方(Ⅰサム24:5-6)
・特別な任務のために、神から選ばれその任務に必要な権威と力を受けた。
②主に油そそがれた方とは、原文を直訳すると「ヤハウェのメシア」
③時とともに、「メシア」という言葉は、ダビデの子孫として誕生する解放者を意味するようになる。
◆イエス時代のパレスチナ
・ローマが支配していた。ローマ圧政。
・メシア待望の機運が高まる。
※この場合は、ローマの圧政を打破るメシアが来て下さる。政治的解放者のこと。
◆ユダヤ人には十字架は
・当時のユダヤ人には、メシアが十字架に付けられる事は信じられなかった。
・ペテロは、イエスがメシアであると告白するが、イエスが受難について教え始めると、ペテロは即座にそれを否定した。キリストが受難のしもべであることを、弟子たちには理解が難しかった。(マルコ8:29-32)
・イエスは、ご自身がメシアであると断言された。(マルコ14:61-62)
・イエスは、イザ53章の「苦難のしもべ」の預言を成就するお方である。
(2)その独り子
神の子
・旧約聖書では、天使や超自然的存在を指す。(詩8:6)(ヨブ38:7)(ダニ3:25)
・来たるべきメシアを指す(Ⅱサム7:12-14)(詩2:7)(詩86:26-27)
・新約聖書では、ある意味すべての人は神の子です。
・イエスは、特別の意味で「神の子」です。(the son of god)
・クリスチャンは、養子という関係において「神の子」である。
※イエスが十字架上で勝ち取ってくれたものを相続する者となった。
・Ⅰヨハネでは、キリスト(御子)とクリスチャン(子供たち)の区別ある。
神のひとり子
・父と子のユニークな関係を示す言葉。(ヨハ1:14)(ヨハ3:16)
・イエスは父なる神に「父」、「アバ(アラム語)」と呼びかけている(マルコ14:36)
・(コロ1:15)この聖句は、神のひとり子の本質です。
※異端は、造られたすべてのものより先だから、キリストは被造物という。
※本当の意味は、イエスは被造物が造られる前からおられた。
・イエスは、創造主であり権威をもったお方。
(3)我らの主
主とは、ギリシャ語で「キュリオス」です。
・当時の使い方は、相手に対して尊敬の意味を込めて呼びかける。
・イエスを救い主として告白する際に使う言葉です。
旧約聖書の「ヤハウェ」と新約聖書の「キュリオス」の関係。
・日本語では主としていますが、御名はヤハウェで、ヘブル語4文字で啓示された。YHWH「わたしはある」という意味(出3:14-15)
・ユダヤ人はYHWHとは言わない。「アドナイ(我が主よ)」と替えている。エホバとは発音しません。
・YHWHは、4つ文字があるので、これをテトラグラマトンという。
※エホバの証人が大好きな言葉。
・新約聖書ではヤハウェをキュリオスと訳す。
※イエス様の時代の約200年前ぐらいに、旧約聖書のギリシャ語訳が完成した。70人訳聖書。
※ユダヤ人は、ローマ皇帝を「キュリオス」と呼ぶことに抵抗した。そのぐらい重みのある言葉。(ローマ10:9)(Ⅰコリ12:3)
●結論
(1)イエス・キリストを信ず。
・人として来て下さった。
・旧約聖書が預言した救い主であり、メシアであり、受難のしもべでり、十字架に付けられ三日目に復活し今も生きている。
(2)その独り子を信ず。
・イエスは神であり、父なる神と特別な関係をもった子なる神である。
・私達は信じる信仰によって神の子とされた。養子関係が成立した。
・イエスが十字架上で勝ち取ってくれた。全てがキリストと私のものになる。キリストとともに共同相続となる。
(3)我らの主を信ず。
・イエスは、旧約聖書のヤハウェである。
・イエスは、イスラエルの民と契約を結ばれた神である。
・パウロによれば、イエスが主であることは、復活によって証明された。(ローマ1:2-4)