ICD、2代目になりました | ブルガダ症候群ICD夫とIgA腎症妻のバイク好き生活

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突然の心室細動、ブルガダ症候群の診断。ICD植込み手術。
健康、家族、仕事、そしてバイク……病気と生活のバランスに悩みながら、良い感じに落ち着いてきました。
……と思ったら、今度は妻のIgA腎症が発覚。
まだまだ悩みは尽きません。

妻に続きまして、今度は自分の入院日がやってきました。

ICD交換手術はその翌日、退院は概ね一週間後というスケジュールでスタートです。


手術当日

今回は本体のみの交換で、リード線はそのままの予定。

初めてICD植え込んだときから比べると当日の段取りは少なくて、さらっと手術室へ向かった感じです。

  • 局所麻酔のテープを貼る
  • 絶飲食だったので点滴
  • 安定剤を飲む

くらいでしたかね。


とはいえ、胸を開けてみてから、リード線の痛みが見つかるケースも有るということで、いろんな場合に備えた準備はしてくれていたようです。

念のため鼠径部の除毛してくれとか、全身麻酔の同意書もサインしといてくれとかありましたので。


手術室へ

通路で家族に見送られて10年+αぶりの手術室へ。


手術って、どこか他人事のような感じです。

安定剤のせいでしょうか。 

全く怖さは無かったので、

「眠らせないで下さい」

とお願いして、意識を保ったまま、手術の進行をぼーっと考えながら切られてました。


「いまメスが入ったな」

「古いICDすぽっと抜けた〜スッキリ〜」

「新しいICD用に穴を広げてる〜グイグイ引っ張られてる〜」

「なんか新しいの収まった」

「傷口縫ってる〜針チクチクする〜」


終始冷静でいられたのは、通い慣れた病院、ずーっと同じ主治医、今回も主治医が執刀してくださるということで、緊張する要素がなかったからですかね。

2時間くらいの手術でしたけど、医療スタッフさんのプロ同士の会話が興味深くて飽きませんでした。


ただ、途中からおしっこしたくなって、それを我慢するのが大変で。

点滴のせいでトイレ近くなってたんですね。

今回は導尿管が無くて喜んでいたのですが、こういうところはデメリットですかね。


手術終了後、すぐに看護師さんに訴えて、尿パッドを用意してもらったのですが……

手術室内でスタッフ大勢で片付けしているなかで、おしっこ出せませんて。

……精神集中してなんとか放出しましたけど。


病室戻ってからも、何時間か安静で起き上がれないので尿瓶を使ってました。

これが一番大変でした。残尿感あると落ち着かないですよね。


そう言えば手術後に妻には会えませんでした。

タイミング悪く、待機場所から外していたようで。

こういうところはいつもの妻らしく笑ってしまいます。


術後

傷の痛みは思ったより無いです。

初めてICD植え込んだときは、焼きごて押し付けられているような痛みがキツくてなかなか眠れなかった覚えがありましたが、今回は全然楽です。

物音で何度か目が覚めましたが、眠れないということは無かったです。


年を取って痛覚が鈍くなっているのか、新しく切開した面積が少ないからなのかわかりませんが。


入院中はバストバンドで左腕固定されたままなので、そこが一番不便ですかね。

起きたり寝たり、食事や洗顔、片手でどうにかする工夫が必要になりますから。



今回は点滴も翌日には外れましたし、ドレン管も無かったので、歩き回ることに対しては不自由ありません。素直に嬉しいですね。


今後

ICDの外形、厚みが変わったということで、異物感がどれくらい出てくるか?気になってます。

手術中の医師の様子だと結構横方向に切り広げてたので。


今は傷口のテープとバストバンドで、見た目よく分からないのです。

触るとちょっと薄型かな?と思わなくもない感じですけれど。


退院したら、少し自宅療養するつもりです。

妻もまだステロイドパルス療法の副作用から脱してないので、定年退職後の夫婦生活シミュレーションできるかもですねニヤリ