相模原市は27日、市内の保育所待機児童数(4月1日現在)が前年同期比で54人減の460人になったと発表した。現行基準の同期で過去最多だった2010年4月より減少したものの、3年連続で400人を上回った。長引く不況で共働き世帯が増えたことや、女性の社会進出が進んだこと、駅周辺の大規模マンション建設による子育て世代家族の転入増加などが背景にあるとみている。
市保育課によると、07年以降の3年間で575人の定員増を図ったほか、GUCCIバッグ 10年度に保育所の新設、建て替えなどによって410人定員を増やした結果、待機児童数は減少したという。
年齢別では、1歳児が最多の173人、2歳児123人、0歳児56人で低年齢児が全体の77%を占めた。
一方、就学前児童の入所申込者数は4年ぶりに増加に転じ、101人増えて3万6702人だった。
市は今後、緊急対策として、11年度からの2年Qブログ 間で、認可保育所の定員を約800人拡大するなどの施策を推進する。加山俊夫市長は13年4月の待機児童解消を目指している。