FTTHが出始めた頃、ようやくADSLが浸透し始めた頃、パソコンが浸透始めた頃……。
ICQという外国産のメッセンジャーソフトが主流だったころから数年、その名は忘れられMSNメッセンジャー(Windows Messenger)とYahooメッセンジャーの登場によりメッセンジャー機能が一気にコミュニケーションツールの2大巨頭といっても過言ではないほど流行った。
ICQの「コッコ-」みたいな着信音、無駄にタイピングが上手になった様に錯覚させてくれるタイピングの機械音は何故かチャットをより一層楽しく感じさせてくれていたけれど、YAHOOメッセンジャーを始めて利用したときは着信音がCMでおなじみの「ヤーーーフーーーーウゥウーーー」という音源だったのでそれも何故かテンションが上がった。
と言っても少し経つと通知音が会社名なんて正気の沙汰とは思えないし鬱陶しくなり他の音源に変更したけれど。
携帯電話が普及し、高校を卒業した年頃であれば1人一台契約しているような状況になると、リアルタイムチャットより、リアルタイムでメールを連発するというコミュニケーションが一般的になった。何故か文字コミュニケーションは微妙に退化した印象。
スカイプが流行りだしてMSNメッセとYAHOOメッセは更に下火に。
スマートフォンが流行りだした頃は自分の周りでは少しスカイプが持ち直した感が有ったが、そこでLINEの登場である。
小学生でもスマホを持つようになった頃、メッセンジャーソフトは古臭い言葉を使えばまさに戦国時代。
無料通話や無料チャットと言えばICQやらMSNやYAHOO、スカイプだった10~15年ほど前とは異なりラインやバイバーやカカオトークなどスマホに特化したMessengerソフトにおかぶを奪われた。
そして何故かLINEが爆発的に流行り、今ではPC版も逆輸入的に提供し始めているので古参メッセンジャーは瀕死状態。
MSNメッセンジャーWindowsメッセンジャーWindowsLIVEメッセンジャーはマイクロソフトが提供しているものだし、Windowsを使っているユーザーには切っても切れない関係だろうて、のらりくらりやっていけるのだろうし、スカイプもマイクロソフトが買収したのでアプリの統合をされない限りは残るだろう。
けれどYAHOOメッセンジャーは力尽きちゃったみたい(´・ω・`)……。
あぁ……。
イイニクも「あの頃は新鮮で楽しかった、よい時期だった」と感じるような歳になってしまったのですね。