騒動がYAHOOニュースで取り上げられたことやテレビ番組でも報道されたことにより公になってしまい、それを見た人々がB-CASカードの書き換えができるICカードリーダーを購入しようと殺到し、ヤフーオークションで「NTTコミュ二ケーションズ ICカードリーダライタ SCR-3310」が定価の4~6倍に高騰するなどB-CAS問題でICカードリーダーの需要が一気に高まった。
- SCM ICカードリーダー/ライター B-CAS・住基カード対応 SCR3310/v2.0 【.../SCM Microsystems
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
- ICカードリーダー B-CASカード対応 アダプタ無しでSIMカード対応 変換名人 12010/変換名人
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
既に相場も落ち着いて、アマゾンや楽天でも定価に近い値段で購入できるみたい。
さて、B-CASはこれからどうなるのだろうか?
B-CAS社の発表から解釈するに、違法にB-CASカードを改竄して有料番組を不正視聴している人を特定することは難しいらしく、もしB-CASカードを新しく作りなおして配布するとしたら20億ほどの費用が掛かってしまうらしい。
スカパーやWOWOWの配信会社はこの一見げB-CAS社を訴える可能性が有るとかないとか。
有料番組は地上波等の無料番組とは違い、コマーシャルなどのスポンサー料金ではなく、視聴者から徴収している月額料金で運営を行なっている。
一部有料番組でもコマーシャルがあったり、テレビショッピング等を挟んだりなどで月額以外の収入もあるだろうけど、地上波が15分程度の間に3~4個のマーシャルを流す事を考えるとCMは皆無といっても良い。
つまり、お金を払う代わりに快適な番組を視聴できるわけ。
それ以上にメリットとしてあるのが、有料番組のクオリティの問題。
日本の地上波は色々と問題(韓流や偏向放送)を起こして社会現象になるまで叩かれていたりするけれどスカパー等の有料番組はコンテンツの質も高く、なにより一つのジャンルに絞ってコンテンツ制作を行なっているわけで、ユーザーのニーズとマッチしている。
今後B-CASが新手法を取り入れることが難しいとなった場合は、日本の有料番組市場が崩壊してしまうだろう。
まあ、有料番組であれ、無料番組であれ、殆どテレビを見ない自分にとってはテレビ市場が崩壊しようがどうでもいい話かな。
地上波だけでさえ面白そうな番組を探して録画するのが面倒に感じるわけで、BSやらスカパーやらの膨大なチャンネル量から気になる番組を探して録画予約するという労力を使うほどテレビを見たいとは思えない……。
リアルタイムテレビを観ることも殆ど無いし。