私の在籍していた高校は、修学旅行で北京大学付属高校との交流を行う学校だった。

前の年まで相手方から先輩がたへの評判がよくないので、私たちの代で終了の予定だった。

前の年まで何をやっていたかは先輩たちからは聞いていない。

とにかく最後になるので失礼にならないように言われていた。

 

8か月ほど前から相手方の高校の学生と文通した。(英語だった。)

私の相手は中国の舞踊の部活動を行っているSFさんだった。親は北京大学の教授だそうである。

普段の寮での生活を書いたら、

「日本の高校生の生活は楽しそうですね。」(勉強そっちのけで遊んでいる部分を書いたら叱られたが・・・。)

と言ってくれた。(英語で)

他の人が使用しなくなったゲームボーイや、ラジカセを文通相手のお土産に持っていくようなので、自分も何か些細なものになるがお土産を持っていきたいと書いたら、現在日本ではやっている歌謡曲で私が気に入っているものや、名産となっているお菓子とか化粧品などがあったら体験してみたいとのことだったので要望いただいたものを持って行った。

実際会うと、かわいい感じの女性だった。お互いの学校の出し物をやり、彼女たちは私たちに中国の舞踊を踊って見せてくれた。我々の方はかくし芸をやる人や、バンドがなん集団かあっただけで、私個人では文通相手に土産物の内容をDiskmanのバッテリーが続く限り一緒に聞いて説明していただけだった。(交流の場などで何かできるということを大事なことだと考えた。しかし、現在実行できていない。自分の同僚たちはいろいろ用意しているだけましだと言ってくれてはいたが・・・。)

交流の場では食事も大量に出たので、文通相手に色んな食事の種類やどのように食べて楽しんでいるかなどを聞いていた。(私は英語があまりできないので、過去の記事の加点評価と減点評価の学校で登場したKが、絶えず私についてくれて通訳してくれていたので不自由無く話せた。私ばかり喋ることになったのでよりKに頭が上がらなくなった。楽しかったと言ってくれているが・・・。)

途中から、自分がヨーロッパや中国を含むアジアの国々に行って自国のことをどう思ったか、自分はキリスト教徒で外国の人をどう見て自国をどう思ったかなどを話した。文通相手の彼女は非常に興味を持ってくれて、自分の舞踊の仲間たちも誘って私の話を聞いてくれた。(内容はキリスト教の聖地巡礼の話天国は?教会で学べなかったキリスト教海外を一度でも体験しておくべきなどとほかもろもろ。)

驚いたのは、彼女たちが天安門のことを聞いてきたことだった。同席した同僚たちやKにも緊張が走ったのが見て取れたが、思ったことを正直に話した。

「あなた方の先輩たちが死傷したことは残念に思う。しかし、隣国の一国民としては、運動が国全体に飛び火し国が不安定になるよりも、断固たる措置をとり現在も国を安定させていることのほうが大切なことだと思う。」

と伝えた。皆「現在に不満はあるが、天安門を肯定はしていない。しかし、我々若い世代が国をよりよくしていくつもりである。」という話を聞いた。

ホテルへ戻った後、Kや話を聞いてくれた文通相手の仲間たちの文通相手である私の同僚達と、中国の学生達が色々催し物をしてくれたが自分達ができなかったこと等を反省した。ただ、この日は、自分たちのクラスに一人、中国のことを見下している失礼な人が一人いて、何人かで見張っていたそうである。我々がその男にやっていることに比べ、中国の学生達がのびのびしていたのを考え、「どちらが社会主義者かわからないものだ。」と話し合った。自分は学力の無さも痛感し、もっとまじめに勉強するべきだったと反省を言った。そして皆に「今日はどうもありがとう。」と言った。皆は、「お前は頭悪いが、いろんなことを見ている。それはそれでいい資質だから勉強の方はいずれでいいから頑張れよ。」と言われた。

 

修学旅行は小学校、中学校、高校と行ったがいずれもとても楽しめた。普段クラスでいろいろなことに一緒に取り組んでいる者たちと1週間一緒に暮らすのは、相手の色んな性格や普段見せない性格が見えてとても楽しかった。