「第72回 桜花賞」
過去10年の桜花賞優勝馬10頭中、単勝1番人気の支持を集めていた馬はわずか3頭で牝馬クラシックの第一弾であり、最も波乱の多いレースでもあります。しかし、2009年以降の3年間は上位人気馬の活躍が目立っており、式別ごとの配当を見ても1万円(100倍)を超える決着となったのは2010年の3連単(3万8520円)だけ。
近年の傾向を重く見れば堅いレースとも言えるだけに、独特の難しさがあります。
■2012 桜花賞/人気データ
1番人気 (3-4-2-1)
2番人気 (3-1-0-6)
3番人気 (1-1-0-8)
4番人気 (0-0-2-8)
5番人気 (0-0-3-7)
6番人気 (1-0-0-9)
7~9人 (0-2-1-27)
10人以下(2-2-2-82)
■2012 桜花賞/馬連・3連複
(1着人気-2着人気-3着人気)
2002年/34440円(13-7-1)
2003年/ 9210円・13050円(2-13-1)
2004年/ 3540円・ 6540円(1-7-4)
2005年/ 1220円・ 8440円(2-1-10)
2006年/ 1550円・ 3810円(6-1-5)
2007年/ 270円・ 2830円(3-1-7)
2008年/196630円・778350円(12-15-5)
2009年/ 640円・ 2480円(1-2-5)
2010年/ 1440円・ 8500円(1-3-11)
2011年/ 620円・ 1480円(2-1-4)
穴馬の好走が多く荒れるG1ですが、1番人気は意外と堅実で複勝率90%。
10番人気以下も馬券になっていますが、単勝100倍以上の超大穴は来ていません。
■2012 桜花賞/前走データ
重賞(8-9-8-119)
├チューリップ賞(4-4-3-30)
├フィリーズR(2-1-1-52)
├フラワーC(2-2-1-10)
└クイーンC(0-2-3-14)
OP特別(2-1-2-26)
├アネモネS(1-0-1-20)
└エルフィンS(0-1-0-1)
500万下(0-0-0-1)
前走のレースと着順に注目!
過去10年の3着以内馬30頭中17頭は、前走でトライアルレースの「チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネS」に出走していた馬だった。ただし、前走がトライアルレースだった馬の連対率や3着内率は、前走が「その他のレース」だった馬のそれを下回っている。トライアル以外のレースを経由して参戦する馬にもしっかり注目しておきたいところ。
なお、前走が「チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネS」で、そのレースで「6着以下」に敗れていた馬のうち、桜花賞で3着以内に入ったのは2002年1着のアローキャリー(前走アネモネS8着)のみだった。前走でトライアルレースに出走し、6着以下に敗れていた馬は割り引きが必要か?
また、前走が「その他のレース」で、そのレースにおいて「2着」以下に敗れていた馬のうち、桜花賞で3着以内に入ったのは2007年3着のカタマチボタン(前走クイーンC2着)、2008年2着のエフティマイア(前走クイーンC6着)の2頭のみだった。前走がトライアルレース以外だった馬を比較する際は、そのレースで優勝を果たしている馬に注目してみたい
■2012 桜花賞/前走距離データ
1200m以下(0-0-0-13) 0.0% 0.0% 0.0%
1400m (2-1-1-56) 3.3% 5.0% 6.7%
1600m (6-7-7-68) 6.8% 14.8% 22.7%
1800m以上(2-2-2-11)11.8% 23.5% 35.3%
前走1200mだった馬は好走していません。
1600m以上が良さそうですね。
オープンクラス・芝1600m以上のレースに実績のある馬が強い!
過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、JRAの重賞かオープン特別において優勝経験のある馬だった。該当馬は好走率の面でも優秀だ。今年もまずは既にオープンクラスで優勝した経験を持つ馬に注目すべきだろう。
■JRAの重賞かオープン特別における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-7-8-90 7.1% 13.3% 20.4%
なし 2-3-2-58 3.1% 7.7% 10.8%
ただし、JRAの重賞かオープン特別において優勝経験があった馬のうち、芝1600m以上のJRAの重賞かオープン特別において優勝経験のなかった馬は、3着内率3.8%と苦戦していた。該当馬のうち、桜花賞で3着以内に好走したのは2003年1着のスティルインラブと2005年1着のラインクラフトだけである。既にオープンクラスで優勝経験がある馬でも、そのレースが芝1600m未満だった馬は割り引いて考える必要がありそうだ。
■芝1600m以上のJRAの重賞かオープン特別における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-7-8-40 9.8% 21.3% 34.4%
なし 2-0-0-50 3.8% 3.8% 3.8%
計 8-7-8-90 7.1% 13.3% 20.4%
安藤勝己騎手らが好成績!
騎手別成績を調べると、3着以内となった経験が過去10年で2回以上ある騎手は「安藤勝己」騎手(5回)、「池添謙一」騎手(3回)、「蛯名正義」騎手(3回)、「武豊」騎手(3回)、「福永祐一」騎手(3回)、「四位洋文」騎手(4回)の6名だけだった。一方、「その他の騎手」は連対率2.3%、3着内率7.0%と苦戦している。4勝をマークしている「安藤勝己」騎手をはじめ、桜花賞で好成績を収めている騎手に注目してみるのも面白そうだ。
■騎手別成績(過去10年)
騎手 成績 勝率 連対率 3着内率
安藤勝己 4-1-0-3 50.0% 62.5% 62.5%
池添謙一 1-2-0-5 12.5% 37.5% 37.5%
蛯名正義 1-2-0-4 14.3% 42.9% 42.9%
武豊 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
福永祐一 1-0-2-6 11.1% 11.1% 33.3%
四位洋文 0-3-1-6 0% 30.0% 40.0%
その他の騎手 2-1-6-120 1.6% 2.3% 7.0%
コース改修後は内枠勢が不振!
阪神競馬場が改修され、新設された外回りコースの芝1600mで行われるようになった2007年以降の枠番別成績を見ると、「1~3枠」の馬が連対を果たした例はなく、3着となったのも2007年のカタマチボタン(2枠3番)だけだった。2006年以前も内めの枠に入った馬はやや不振だったが、阪神競馬場のコース改修後はその傾向がより強くなっている。今年も「1~3枠」に入った馬は割り引きが必要かもしれない。
■枠番別成績(過去5年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-0-0-10 0% 0% 0%
2枠 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
3枠 0-0-0-10 0% 0% 0%
1~3枠計 0-0-1-29 0% 0% 3.3%
4枠 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
5枠 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
6枠 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
7枠 1-1-2-11 6.7% 13.3% 26.7%
8枠 1-3-1-10 6.7% 26.7% 33.3%
4~8枠計 5-5-4-45 8.5% 16.9% 23.7%
騎手買いもありかも知れませんね・・・(笑)
荒れる印象が強いのですが、1番人気は複勝率90%で、基本的には押さえた方が良さそうですね。