選手やコーチのみなさんは、「うちのチームのほうが強いのになぜ負けたのか?」「あんなチームにどうして負けたのだろうか?」「どうして実力を発揮できないのだろうか?」「せっかく、技術や体力もついたのに、大切な試合でプレッシャー(あがって)に負けた」などの経験はありませんか。毎週の練習で「技・体」の面の強化はできて、うまくなったし強くなった、しかし大事な試合でプレッシャーに(あがって)負けたなど、メンタル面の理由で負けたということは、心・技・体の「心」が弱いから負けたということに気づきましたか。
一般的には、チームや選手が「弱いとか強い」という場合に、ほとんどの人々が「技・体」の面を見て、弱い・強いと決めつけているように感じます。しかし、誰が見ても負けるはずのないチームや選手に負けることは、スポーツの世界では当たり前のように起こります。優勝候補が勝てない。弱いといわれたチームが奇跡の勝利を勝ち取ることはよく耳にすることです。そのようなことが起こった後の選手のコメントには、「調子が悪かった・気持ちが足りませんでした・精神力が原因です、どうして負けたかわかりません・僕らの方が強いんですが、試合では負けました」などと、「言い訳」のコメントが聞こえてきます。
しかし、試合で負けたということは「弱かった」のです。ただどこが弱かったのかを突き詰めると、「心(メンタル面)」が弱かったことに気づくはずです。つまり、強いとは「心・技・体」すべてのバランスがあってこそ強いのであり、このバランスが取れていなくて試合で負ける場合は、やはり「弱い」のです。この弱さを克服するには、練習するしかありません。しかし、「技・体」の練習だけをしても、練習の量を増やしても、また同じことの繰り返しです。そこで、「心」の練習や準備、つまりメンタル面強化のトレーニングをすることが、強いチームや選手になる大切な準備になります。
ここで受験生が入試で失敗したとしたら、何が原因でしょうか?もちろん、勉強不足(連取不足)もあるでしょう。しかし、しっかりと勉強したのに失敗するとしたら、緊張などのプレッシャーで集中できなかった、頭が真っ白になった、原因不明の下痢や腹痛があった、まわりの人が頭よさそうに見え自信がなくなったなども考えられませんか?これは、まさに「心(メンタル面)」の問題であり、大舞台で力を発揮することに対して、何かが邪魔をしたのです。その邪魔をした何かが、見えない重圧、不安・心配 見えないかなしばりなどといわれるプレッシャーでもあるのです。
一流選手ほど、大きな夢を持ち、その夢を達成するためのプランを立て、そのプランを実行し、夢を達成するための努力をしているのです。つまり、自分のやりたいことややるべきことを理解して毎日の練習や生活を過ごしていたのです。このことは、自分自身で「やる気を高める」ことができていることになり、他の選手と同じ3時間の練習(勉強・仕事)が、やる気のある、目標やプランを持った「質の高い練習(勉強・仕事)」になっていたのです。もっと詳しく言えば、スポーツ選手が引退した後の事(キャリアトランジション)、また長期目標・中期目標・短期目標さらに現実的で達成可能な目標などを設定し、その目標を達成するためのプラン(プロセス目標)をも設定し、それを実行する。また練習日誌をつけ、今日の練習の反省や修正をし、明日はこうすればもっとうまくなるということをやります。この一連の目標設定は、やる気を高めるトレーニングの一環として位置づけ、自分のやるべきことややりたいことの優先順位を決定することに効果的です。
私たちのチームも勝つにこだわると言いながら負けることが多少なりとあり(最近では多いかも?)、もちろん「技・体」の強化もまだまだ必要ですが、1番「心」の部分が弱いように感じる。上記のように個人・チーム目標やプランを掲げメンバー全員がそれに向けて共通の意識を持ち向かっていければ再起は見えてくると思う。今後、キャプテン中心に議論・検討できればと考える。気持ちばかり先行してしまい理想ばかりになってしまい。今出来ることを積み重ねていければと思う。これは自論ですがメンバーみんなの意見を取り入れた話し合いを持つべきではないでしょうか?