僕は今、音楽を嫌いになってしまいそうで心がザワザワとしている。

 

 

思い返せば小学校6年生になったばかりの頃

幼馴染が学校に持ってきた1本のカセットテープがきっかけだった。

それまでテレビっ子だった僕は家に帰るとゲームをしているかテレビを見ているかだった。

だから気付いたら何かしらの音楽を耳にしていたが

誰がどの歌を歌っているのかなんて全くと言っていいほど興味がなかったのだ。

 

しかし

幼馴染が人差し指でカセットデッキの再生を押した時に流れた歌が人生を変えた。

 

それから今まで当たり前に耳にしていた歌が誰の歌だったのかわかったし

クラスで皆が歌っていた歌が誰の歌なのかもわかるようになった。

ヒットチャートにはそもそも興味は無かったがなんとなく何が流行っているのかは理解するようにもなった。

 

それから近所にあったCD屋に行ってお金がない少年は父親の会員カードを借り

ちょっとずつ貯めたおこづかいをレンタルという形でCDを沢山仕入れてはテープにダビングして

自分だけのカセットテープを作っていった。

それは今ではどこにあるのかさえもわからないし、もしかしたらとっくの昔にゴミになっているかもしれないが宝物だった事に変わりはない。

 

 

それからCDを買う事を覚えてからまた1つ音楽を好きになっていく。

 

 

 

続く