「オオカミの護符」に興味を持った方の多くはこの一冊がきっかけです


「オオカミの護符」に興味を持つ方はけっこういます

日本中に

私もその一人で少しずつオオカミのいた山を訪ねています

写真と同じオオカミの護符を埼玉県所沢市の農家の土蔵で発見し

埼玉県所沢市、東京都小平市、東村山市、清瀬市などに

オオカミ信仰の御嶽講や三峰講があったことを突き止めました



筆者は私とほぼ同世代

生まれ育った地も都心から電車で30分ほどの

農村から加速度的に開発が進んだ市街地でした



私の両親は地方出身の新参者で土地の農家ではありませんが

家は農村の中に作られ幅を聞かせ始めた新興住宅地にあり

東京の農家はだんだんと肩身が狭くなって来ていた時代で

豚小屋が臭い
鶏小屋が煩い
肥料が臭い
土埃が迷惑
土が汚い
たき火が迷惑
落ち葉が迷惑

などなど苦情の対応に追われていました

一番の仲良し姉妹はその農家の孫たちでしたから

農家と新興住宅街の暮らしの違いは小さな頃からよく知っていました


「みすぼらしく田舎くさいものにみえた」その通りでした

農家は本当はお金持ちでしたがそうは見えない暮らしぶりでした


農家の子でなくとも

農家の近くに暮らす自分たちは田舎くさく恥ずかしいと思っていました


農家の孫たちは裕福な暮らしをしていましたが

家から離れた学校に通うようになると農家の子であることを隠すようになりました


筆者の気持ちが手に取るようにわかるのでした