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なぜ

浮世絵か‥?





266年もの間
泰平の世が続いた

『江戸時代』

幕末に来日した
イギリスの植物学者で
プラントハンター
でもあった

ロバート・フォーチュン



『驚愕』

させるほどの

園芸文化

園芸、花作りの
隆盛があった





ロバート・フォーチュン



上駒込村染井の
植木屋の様子について

「私は世界のどこへ
行っても
こんなに大規模に
売り物の植物を栽培
しているのを
見たことがない

植木屋はそれぞれ
3、4エーカーの
地域を占め

鉢植えや路地植えの
いずれも数千の植物が
よく管理されている

どの植木屋も
大同小異なので
その一つを記述すれば
全体の巧みな趣向が
わかるだろう」

「花を愛で
育てることを楽しみ
とすることを
文化のバロメーター
とすれば

この国の人々は
自国の庶民よりはるか
にすぐれている」

と、著書

“幕末日本探訪記
江戸と北京”

に書き残している





上は

天皇、将軍

大名

長屋暮らしの庶民

に至るまで

花を愛好し
花作りに
情熱を傾けていた

江戸時代





江戸園芸文化は

同時の風俗を描いた
『浮世絵』にも
生き生きと描かれている





平成の
ガーデニングブーム




みんなが憧れる

“イングリッシュ・
ガーデン”

その国の

ロバート・フォーチュン

を、驚愕させた

『江戸園芸』

を、

“知らない”
“関係ない”

では、すまされない
そんな気持ちに

突き動かされ

文献をあさり
浮世絵を眺め始めた





神社仏閣の
縁日につきものの
植木の露天で
買い物を楽しむ

江戸っ子

植木鉢を
2つ手に取り
負けてくれるよう
交渉するおかみさん

手に入れた鉢を
部屋や庭に飾り楽しみ

ジョウロで水やりする

美人

福寿草、梅、桜
朝顔などの鉢植えを
天秤棒にぶら下げた
台輪にのせ売り歩く

イケメン
カリスマ行商人に
振り向く美人

身だしなみを整える
美人のかたわらの

モダンな植木鉢

梅、桜、朝顔
牡丹、花菖蒲、
フウラン

など多彩な花や植物

江戸っ子が

園芸に
娯楽や楽しみを
求める姿

植木屋の庭園に
花を見に訪れる姿

鉢と植物の調和を
大切にした
江戸の美意識

様々な
ことが

わかります





また

江戸の女性たちの姿が

現代の自分と重なります





HCで
そわそわ苗を物色し

咲いた花を
うっとり、楽しみ

イケメン
カリスマ行商人は
現代の
バラの貴公子?

インテリア感覚で
おしゃれな陶器の鉢
を楽しむ感覚

まるで同じ

今も昔もかわらない

花を愛する人の心を
知ることができます





写真は全て

入谷鬼子母神所蔵の
入谷の朝顔に関する

浮世絵

1、2枚目

広重

『三十六花撰
東都入谷朝顔』

『入谷成田屋庭中の
朝顔』

写真3枚目

豊国

今様三十二相
往時の朝顔縁の錦絵

写真4枚目

花競入谷朝顔





念願の

入谷鬼子母神所蔵
浮世絵セット

8枚より





朝顔つづく