「土地って、どうして減価償却しないの?」
そう、疑問に思いませんでしたか?
費用と収益を対応させるなら、減価償却すべきですよね。
土地は長年使うもの。
つまり、長期間、収益増加に貢献するわけで、その期間全体の費用として考えるべき。
それなら、土地取得に要した費用は、
取得時の費用とするのではなく、減価償却して毎期の費用に振り分けたほうがいい。
そう考えるのが妥当ではないでしょうか?
でも、土地は減価償却するのでもなく、取得時の費用とするのでもなく、資産とされています。
う~~ん……なんでだ?
過去の私は頭を悩ませました。
でも、そんなこと考えだしたら、キリがないんです。
そもそも、土地は値上がりしたり値下がりしたりするのに、
その変動を帳簿上に反映させなかったりするのですから。
簿記は「おかしくないか?」と思うことだらけ。
だから、深く考えず、「そういうものなんだ」と暗記していったほうが早いですよ。
私が「頭がいい人ほど簿記を苦手としていることが多い」と言うのは、
そういったところにも理由があるんです。
才