例えば、100万円の車を購入しました。
耐用年数は5年
残存価格は取得価格の10%
償却率は0.5だとします。(解りやすい数字に仮に設定しています)
<定額法で計算する場合>
残存価格をさしひいた金額
(100万×90%=90万)
この金額を耐用年数で割った額が1年あたりの償却額となります
(90万÷5年=18万)
この金額を5年かけて毎年償却していきます。と、当然
(18万×5年=90万)
ですので5年後に残存価格の10%だけが残ります。
<定率法で計算する場合>
車の帳簿価格に償却率を掛けた金額が1年間の償却額となります。
1年目の決算 (100万×0.5=50万)
2年目の決算{(100万-50万)×0.5=25万}
3年目の決算{(50万-25万)×0.5=12.5万}
定額法が最初に計算した額を毎年同じ額を償却していくのに対し、
定率法は前年の償却額を引いた金額に毎年同じ率を掛けて金額を
算出するので、毎年償却額が減っていくのです。