短答編の続きです。
2012年12月に無事に短答式試験に合格し目指すは2013年8月の論文式試験。
12月に合格すれば論文まで8ヶ月も準備することが出来るため非常に有利
5月合格組みと比べ租税、経営にも時間を使うことが出来るので必ず合格出来ると思っていました。
しかし、直前での模試では偏差値は合格ラインはおろか45にも届いていませんでした・・・
それでも直前1ヶ月は毎日10時間以上、週に75時間以上は勉強しました。
そして迎えた2013年論文式試験 、結果は
総合51.25の不合格
でした。
試験直前は死ぬほどやりましたけど結果は出ませんでした・・・
試験の手応えから、なんとなくわかってはいましたが、それでもショックでしたね
ここまでの勉強時間
財務 1388:30
管理 1239:00
企業 762:00
監査 867:00
租税 382:00
経営 284:00
合計 4922:30
その後また勉強を始めたのですが教材は古いのをそのまま使い、
基本的には問題集や答練を回すというアウトプット中心の方法でした。
直前の模試では今年も偏差値にして46程度でした・・・
模試の理論の問題に関しては全然点数が来ないのは去年も同じだったのですが
本試験ではそれなりに点数がきてたので気にしないようにしました。
やはり直前1ヶ月は毎日10時間以上は勉強し死にそうになりました。
そして迎えた2014年論文式試験
手応えはそれなりにありました、去年より出来ていたし必ず受かると信じていました。
総合で53.95でした。
公認会計士試験合格までの勉強時間
財務 1661:00
管理 1392:00
企業 875:30
監査 974:00
租税 553:00
経営 414:00
合計 5869:30
受験を始めた当時は公認会計士試験に合格したらどれだけ嬉しいのだろうか
そんな合格した時の感情をイメージをしてモチベーションを高めていました。
実際に合格した時、嬉しさというより今までの努力が結果として現れたという
安堵の気持ちが大きく、イメージしていた感情とは全然違いましたね。
合格という結果はいきなり訪れるわけではなく、
毎年少しずつ近づいてくるものなので受験期間が長くなるほど
気持ちは合格しなくてはいけないものに変わってくるんです。
なのでホッとした気持ちになるんでしょうね
最後に試験突破で意識したことを書いておきます。
私は読解力が無く、問題を把握するのに苦労する場面が多かったのですが、それは今でも正直克服できていません・・・そのため、短答では監査に時間を掛けて管理が解けなくなるという悪循環が起こっていました。
短答で企業の点数が比較的安定してたのは時間に余裕があってそれぞれの足をじっくり読むことが出来たからです。
しかし監査は管理と同時に行われていましたので監査はより早く解く事が重要でした。これが短答突破に一番苦労した点です。
そこで考えた作戦が肢を全部読まないということです。ほとんどの人が肢を全部読んだ上で最終的に答えを出すかと思いますが読解力の無い私にとってはそれは死活問題でした。
具体的には肢の中で短い肢を選んで正誤の判断をしてみて、それではっきり正誤判断が出来た肢があるなら、それを信じて選択肢から読むべき肢を絞って他の肢を一切読まないという方法。これが自分にとっては効果的でした。
試験で一番やってはいけないこと、それは間違えることではなく、時間を掛けて間違えることです。
短答では全肢を読んで2択にまで絞って迷った挙句、間違えることが日常茶飯事に起こりますが、どうせ考えても結果はたいして変わりませんので時間を使うだけ無駄だと思うのです。
ただ最近の短答は監査と管理が分かれてるようですので監査もじっくり考えられる時間があるのかもしれませんので、そうであるなら全肢を読んで解答を出したほうがいいですよ当然早く読んで理解できる人は全部読んでくださいね
論文では理論の解答には苦労しましたが、やはり内容を理解することは大事です。専門学校の模試などは自分の言葉で書くと全然点数来ませんでしたが本試験では内容が間違ってなければたぶん大丈夫です。
しかし、考えながら文章を書くと時間かかるので答練などの解答の文を所々暗記してそれを組み立てて使ったりしてました。自分の言葉でも定型文を用意しておくと書きやすいです。
後は意外と漢字が書けなくなってる事に気づいて焦りました・・・漢字が書けないとその漢字を思い出そうとしてその後、書こうと思っていたことを忘れてしまったり、その漢字を避けて文章を書こうとしたりしてスムーズな解答の妨げになりますので漢字は練習しておいたほうがいいです。
ただ漢字も普通の方は迷い無く書けるのかもしれませんので参考にならないかもしれませんね。
以上、公認会計士試験に合格するまでの長~い道のりでした。
公認会計士試験に合格するには5000時間程度の勉強が必要と言われていたりしますが受験期間が長くなると過去に学習したことをどんどん忘れてしまうので5000時間以上かかったりしてしまうかもしれません。2年程度での合格を目指すなら5000時間も勉強すれば受かりそうな気はしますが5年とか掛けて合格するとなると5000時間では厳しいような気もします。
このブログでは公認会計士試験を受験するかどうかを決断する際に
実際にかかった勉強時間を特に参考にしてもらえればと思います。
参考データ
日商簿記1級合格 まで
勉強期間 約10ヶ月 (2009年1月~2009年11月)
勉強時間 956時間
費用 約50,000円
税理士試験 簿記論、財務諸表論合格まで
勉強期間
簿記論 約1年6ヶ月 (2010年2月~2011年8月)
財務諸表論 約2年6ヶ月 (2010年2月~2012年8月)
勉強時間 905時間
費用 約50,000円
公認会計士試験合格まで
勉強期間 約4年 (2010年8月~2014年8月)
勉強時間 5869時間30分
費用 約900,000円
~内訳~
独学の時に使った教材が約12冊 約20,000円
論文・短答合格コースのDVD通信3回分 約800,000円
試験料6回分 約120,000円
各専門学校の全国公開模試 約60,000円
LECからの短答合格祝い ▲100,000円
総勉強期間 約5年8ヶ月 (2009年1月~2014年8月)
総勉強時間 7730時間30分
総費用 約1,000,000円
ここからは独り言です。
試験は結果が全てとは思いませんが結果が出ないと意味は無いとも思います。
どんなに良い過程があっても、どんなに努力をしても
結果が出なければその過程や努力は否定されるし
結果が出なければ頑張っているのに頑張っていないと評価されてしまうのです。
それが現実だと思います。
あれこれ迷うのは受験を決心するまでにして
受験すると決心したら、あれこれ迷わず合格を目指すのが最善だと私は思います。