日商簿記検定の講師のブログ

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日本商工会議所主催簿記検定試験(日商簿記)の講師が、
日商簿記を独学で効率的(1人で勉強するよりは効率的)に合格できる方法、講師の日々などをブログでつづっていきます。

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以前の記事
日商簿記を合格するには、時間との勝負です(1)
日商簿記を合格するには、時間との勝負です(2)

前回まで日商簿記の合格するために時間を計ってメモをしておくと有効ですよと記事に書きましたが、
では、実際にどうやってするか書きます。


テキストを読む

 テキストを読むときも時間を計るんですかって言われるんですが時間を計るんです。

 自分は何ページ進むのにどれぐらいの時間をかかるとか、次回のテキストを読むときにどれぐらいの時間を勉強時間にあてれば読めるのかが想像できるので、テキストも時間を計ることをお勧めします。

 個人的に電車内で毎日決まった時間がありましたので、その時間に読めるだけのテキストをコピーしておいて読むようにしていました。そうすれば途中でやめなくてもいいですし、わざわざテキストを1冊もって行かなくてもいいですから。


問題を解く

 日商簿記の試験は試験時間が決まっています。
 日商簿記1級 3時間 
 日商簿記2級 2時間
 日商簿記3級 2時間 

 問題が解けるから覚えているんではなく、問題を○分で解けたら覚えたという意識を覚えて覚えたという意識をもってください。
 そのためには、問題時間を計るってことが重要です(ここが1番重要かも)

 ある生徒ですが、個別問題が20分ぐらいの時間で解けるところを40分ぐらいかかってるのに覚えたといわれて、
 それじゃ問題は解けても日商簿記は合格できないですよと忠告したことがあります。

 試験時間が決まっていますので、時間内にできる工夫もしないといけないです。

 一度問題を正解してしまうと、ダラダラしてしまい問題を解く効率がわかるなり、覚えなくなるんです。
 時間制限というプレッシャーを与えるとう意味もあります。

最後に

日商簿記検定は1級3時間、2級から4級は2時間と試験時間が決まっています。最後に自分にプレッシャーを与えるためにも、普段から時間を計って意識することが大事です。


前回、
日商簿記を合格するには、時間との勝負です(1)の記事の続きです。

実際どんな風に時間を計っていくかを書きたいと思います。

時間を計ることの効果として、

現在どれぐらいの時間を勉強したかと客観的な評価ができる。
日商簿記2級、3級の勉強は、いつから開始したらいいんですか?の記事に勉強時間の目安を記載しましたが、

日商簿記3級 平均100時間
日商簿記2級 平均180時間 

勉強時間の目安になりますので、勉強が進んでいるとかいないとか判断できます。

(勉強時間をダラダラ使っても覚えないですけどね)

2回目の復習をおこなう時にどれぐらいの勉強時間を確保すればいいか確認できる。
1度テキストを読めば終わり、問題を解けば終わりではなりません。次回する時にある程度の時間を推測することができます。
途中で時間が着たらやめちゃうってことにならないためにも時間を計ることです。

次回は、テキスト、問題集の問題を計る理由を書きます。


受験生のみなさんは、
テキストを読んでいる時、問題を解いている時など勉強をしている時に時間を計って勉強していますか。

受験生を見ていると殆どの方は勉強時間を計らない方が多いんです。

忙しい生活の中で日商簿記を受検、合格を目指して勉強をしている方々が多いと思いますので、日商簿記に振り分ける時間が少ないと思います。

(毎日何時間も勉強時間を取れるよって言う方は、時間も計らずにどんどん勉強していってください)

ただ、
時計を計って手帳に書いてという作業がめんどくさいって言う方もいます。
そんな手帳に書いたりしている時間があるなら、問題を1問解いていたほうがいいという方もいます。

人それぞれの考え方がありますが、自分は経験則で自信を持って言っているだけです。
今回の時計で時間を計るというのを聞いて素直にやってみようかなって思う方は、合格に近い人かなって思いますよ。
経験則で素直な人ほど合格するって感じますから。

次回は、具体的な勉強するときに時間を計るメリットを書きます。