50代以上の夫婦性生活の事情とは
2023年07月19日
50代からの性生活の事情はさまざまです。「セックスレス」「前より快感を感じにくい」など、悩みを抱えている方は多いはずです。
この記事では性生活に悩む50代以上の方に向けて「セックスレス」を防ぐ方法を紹介します。
🔳友人同士でもなかなか語り合えない50代からの性生活の事情とは
「自分たち夫婦のセックス頻度は普通?」「エー!50代でもセックスを楽しんでいるの?」と疑問を持っている方は多いでしょう。
そこで、50代からの性生活の事情を徹底解説。どんな性生活を送っているのか、気になる方はぜひチェックしてください。
🔳50代でもセックスを楽しんでいる人は多い?
「50代になるとセックスの頻度は減る」「50代は性生活に興味がない」と言われることもありますが、年齢問わずセックスを楽しんでいる方はたくさんいます。
50代というと多くの方が結婚している年齢ですが、夫婦でも独身でも、パートナーとの性生活を楽しんでいる方は少なくない様子。
夫婦仲が良く、セックスレスとは無縁で、50代になった今も月に1回はセックスしているという方もいるのです。
🔳多くの夫婦間ではセックスレスになっている
セックスを楽しむ50代男女がいる一方で、多くの夫婦がセックスレスに悩んでいます。セックスレスの定義は、「性的な接触が1か月以上ないこと」です。
既婚男女を対象とした調査によると、全年代平均でセックスレスとなっている夫婦は6割以上。40代、50代のセックスレス割合はさらに高いと考えられます。
そのため多くの50代夫婦が、パートナーとほとんど性交渉をしない状態で毎日を過ごしていると言えるでしょう。
🔳セックスが無くても充実している
50代夫婦の半数以上がセックスレス状態となっている日本。しかしセックスが無くてもパートナーと充実した時間が過ごせているという方も多いです。
セックスが無くても、夫婦生活を送ることはできます。夫婦がお互いセックスの無い生活に満足しているなら、わざわざセックスをする必要は無いも言えるでしょう。
🔳気づいたら長年セックスしていないという人も
仕事と子育てをする毎日が忙しすぎて、子育てが終わる50代になってからセックスレスに気づいたという方は少なくありません。
「子供がずっと家にいたのでセックスするタイミングが無かった」「仕事を必死に頑張るうち、
パートナーとセックスすることを忘れてしまっていた」など、お互いに大きな不満を感じることなくセックスレスに突入する夫婦も。
子育てと仕事が落ち着いた50代以降、セックスするかどうかは夫婦の考え方によって違ってくるでしょう。
🔳50代からのセックスの魅力とは?
恋愛や会話にも慣れ、大人の余裕を存分に発揮している50代・60代。セックスにおいても、50代には50代ならではの魅力があります。
ここからは50代・60代がするセックスの魅力を分かりやすく解説していくので、ぜひチェックしてください。
❶経験値が高い
なんといっても50代・60代の方はセックスや恋愛に慣れており、経験値が高いです。
男性でも女性でも、これまで複数人と交際したという方が多いため、セックスでも相手をリードできます。
また50代の方はこれまでの人生で色んな人と話してきた経験から、相手の気持ちを読み取る力にも長けています。
経験豊富な50代・60代であれば相手の反応を見て的確な攻め方ができるはずです。
➋自分の性感帯を熟知している
50代になると、若い頃よりも自分の身体のことを深く理解できています。
そのためセックスの時、自分の気持ちいいポイントを刺激してもらえるよう動いたり、相手に性感帯を触ってもらえるようお願いすることもできるでしょう。
若い頃は自分で自分の性感帯が分からず、相手に流されるままセックスしていたという方も多いはず。
しかし経験を積んだ50代なら、自分の考える最高に気持ちよいセックスを実現できます。
❸落ち着いたセックスができる
若い頃していたセックスより、年を重ねてからのセックスの方が落ち着いていて楽しいと感じる方も多いです。
特に男性は若い頃と比べ性欲が落ち着いていることもあり、相手のことを考えず無茶をさせたり、無理にセックスを迫ることはありません。
経験豊富な50代であれば、たとえ相手が年下であっても自分の気持ちを律して、相手を尊重したセックスができるでしょう。
❹相手のことを良く知っている
これまで何度もセックスをして来たパートナーが相手であれば、お互いのことをよく理解しているので安心してセックスができます。
また50代・60代ともなれば自分の気持ちいところだけでなく相手の性感帯も熟知しているので、手探りで進める若い頃のセックスより緊張せずにできるという方も。
お互いをより深く知り、信頼しあっているからこそお互いの快感が伝わり、さらに気持ちよいセックスができると感じている50代の方は少なくありません。
🔳50代・60代によくあるセックスの悩み《男性編》
50代・60代のセックスには、50代・60代ならではの魅力と気持ちよさがあります。
しかし中には「なかなかセックスが上手く行かない」と悩んでいる方も少なくありません。
ここからは50代以上の男性のリアルなセックスの悩みを紹介していきます。
「50代・60代でセックスするのが不安」「セックスに不満が残ってしまう」という方はぜひ自分の悩みと照らし合わせてみてください。
❶勃起し辛くなった
「やはり50代になってから、なかなか勃起しづらくなってしまいました。相手に魅力は感じているので、なんだか申し訳ない気持ちです」(男性/55歳/自営業)
やはり昔と比べ体力、気力が落ちてしまいがちな50代。以前より勃起しにくくなったことで「相手を満足させられない」と落ち込む方も少なくありません。
➋イケなくて不満が残る
「なんとか勃起はできるのですが、イクまでに時間がかかってしまいセックス中相手を飽きさせてしまっているのではと不安です。
最終的に射精できなかったこともあるので、セックスの満足度が下がっている気もします」(男性/53歳/経理)
50代になるとセックスでの刺激を感じづらくなり、射精までに時間がかかってしまうという方は少なくありません。
セックス中にイケないと、どうしても事後の満足感も下がってしまうでしょう。
❸なかなか興奮できない
「性欲は一応あるはずなのですが、昔と比べ興奮しづらくなりました。夫婦での営みにも盛り上がりがなく、単調なセックスだと感じてしまいますね」(男性/57歳/不動産)
昔と比べ、なかなかパートナーに興奮できないと感じる男性は多いです。やはり何度も同じ相手とセックスしていると、ドキドキ感が無くなり興奮しにくくなります。
パートナー以外が相手であっても、性欲や気力が落ちてしまいセックスで盛り上がれないと感じることも少なくありません。
❹逆に緊張してしまう
「若い頃は気にならないかったのですが、50代になるとセックスにもテクニックが求められているような気がして逆に緊張してしまいます。
相手を満足させなければ、と思い込んでしまいリラックスしてエッチが楽しめなくなってしまいました」(男性/58歳/会社経営)
年齢を重ねた男性はセックスが上手、と言われることは多々あります。しかし相手からの期待が大きすぎて、セックスのたび緊張してしまうという男性も。
特に年下の女性が相手の時は、相手の反応を伺ってばかりで自分が気持ちよくなれないと感じること多いようです。
🔳50代・60代によくあるセックスの悩み《女性編》
50代・60代女性にも、セックスでの悩みはあります。ここからは女性編として、50代のセックスについてのリアルな声を紹介しています。
「今のセックスに満足できない」「パートナーとのセックスが上手くいっていない」と感じる女性は他の女性たちの意見をチェックしてみましょう。
❶昔より感じ辛くなった
「精神的には満足しているのですが、なんだか昔よりも感じ辛くなってしまって気持ちよさとしては落ちた気がします。
パートナーも頑張ってくれているので、気持ち良くないというのも申し訳なくて悩んでいます」(女性/52歳/主婦)
年齢とともに性欲が強まる女性もいますが、歳を重ねることで精神的に安定し、性欲が落ち着く方もいます。
しかしセックスでなかなか快感を感じられなくなると、満足度が下がりパートナーとの関係に悪影響が出てしまうことも。
なかなか快感を感じられない自分の身体に悩んでしまう方も少なくないでしょう。
➋セックスより趣味の方が楽しい
「セックスをしているより自分の趣味や毎日の生活の方が楽しくなってしまって、パートナーとイチャイチャすることもなくなってしまいました。
時々寂しいな、と感じますがセックスに誘うほどの勇気もないので黙っています」(女性/57歳/接客)
セックスよりも毎日の生活の方が大切になってしまい、なんとなくパートナーとのセックスが楽しめなくなってしまうことも。
日本の夫婦の半数以上がセックスレスとなっている中、セックスしない夫婦は少なくありません。
しかしパートナーと恋人らしい時間が取れないことに寂しさを感じる女性もいるでしょう。
❸パートナーより性欲が強い
「なぜか歳を取ってから性欲が強くなり、パートナーとの性生活がなかなか上手くいきません。
夫はあまり性欲がないようで、私ばかりが求めているのではと不安です」(女性/55歳/主婦)
女性の場合、年齢を重ねることで性欲が強くなるという方も少なくありません。
しかし男性の多くは歳とともに性欲が減退してしまうので、夫婦でのセックスの頻度にすれ違いが生じることも。
自分がしたいときにセックスできない毎日が続き、夫に不満を抱いてしまうという方もいます。
🔳50代・60代男女がセックスを楽しむコツとは?
セックスで悩みを抱えてしまいがちな50代・60代男女。これからセックスを楽しむにはどのようにすれば良いのでしょうか。
ここからは50代男女がセックスを楽しむコツを解説していくので、ぜひ参考にしてください。
❶気持ちの繋がりを大事にする
50代・60代になってから、セックスで感じ辛くなった、イきにくくなったと悩む方は少なくありません。
しかしセックスで得られるのは、性的な快感だけでなくパートナーとの一体感です。
身体の変化でセックスが楽しめないと感じている方は、快楽だけでなくセックスの最中どれだけパートナーと話せたか、
愛情を確認しあえたかを意識してみましょう。
➋昔のセックスと比べない
セックスをしている最中「昔はもっと興奮できたのに」「若い頃と違って激しいセックスができない」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし50代には、50代・60代の自分たちに合ったセックスがあります。無理に若い頃のセックスを再現しようとせず、今のパートナーの反応を大切にしましょう。
❸無理してセックスを続けない
50代になると体力が落ちてしまい、長い時間セックスを続けるのは難しいこともあります。
また若い頃と比べ性欲は落ち着くので、1度のセックスで十分満足できるという方も多いでしょう。
セックスに少し疲れを感じた時、相手を満足させようと無理をする方もいますが、
嫌な気持ちを我慢して続けるとセックス自体が苦手になってしまいます。
これからもセックスを楽しみ続けられるよう、嫌だ、疲れたと感じたら休憩を取りましょう。
🔳50代・60代夫婦のセックスに対する男女の本音
夫婦の過半数がセックスレスとも言われる50代。夫婦のセックスに関して、悩みを抱えている方は性別問わずたくさんいます。
ここからは50代夫婦のセックスに対する男女の素直な本音をご紹介。ぜひチェックしてください。
❶妻とセックスは無理
「若い頃は魅力を感じていましたが、あまりにも家族として過ごした時間が長く妻とセックスするのはもう難しいです。
妻から誘ってくれることもあるのですが、どうしても乗り気になれず断ってしまいます」(男性/58歳/自営業)
家族として一緒にいた時間が長く、妻を異性として意識できなくなってしまったという男性は少なくありません。
申し訳ないと思いつつも妻からの誘いを断ったり、セックスの話を避けたりするという方もいます。
➋求められるから応じているけど実は苦痛
「夫はまだ性欲があるようで、セックスに誘ってくれるのですがどうしても苦痛を感じてしまいます。
自分はもう性欲が無いので、セックスが終わるまでただ待っているという感じです」(女性/51歳/主婦)
パートナーと性欲の強さに差がありすぎると、セックスが苦痛になってしまいます。
上手く断れれば良いのですが、何度もセックスを拒否するうちに夫婦仲が険悪になってしまい、
その結果無理して受け入れている方は少なくありません。
❸どうやって誘えばいいか分からない
「セックスレスになって10年ほど。今更どうやって妻をセックスに誘えば良いか分からず、悩んでいます」(男性/56歳/福祉)
セックスレス期間が長すぎると、どうやってパートナーをセックスに誘えば良いのか分からず毎日が不安になってしまいます。
もしパートナーに断られたら…と考えてしまい、セックスしたいと言い出せない方は多いでしょう。
🔳50代・60代夫婦がセックスをするメリット
50代になってセックスしなくなったという夫婦は少なくありません。しかし歳を重ねてからセックスすることで得られるメリットはたくさんあります。
ここからは50代夫婦がするセックスのメリットを解説していくので、パートナーとのセックスにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
❶お互いの愛情を確認できる
50代・60代夫婦がセックスすることで、家族ではなく恋人としてお互いの愛情を感じ合うことができます。
今まで長い時間一緒に過ごしてきて、パートナーに異性としての魅力を感じられなくなったという方は少なくないはずです。
しかしセックスをすることで、恋人時代、新婚時代を思い出し相手の魅力や愛情を再確認できます。
➋精神が安定する
性的な快感を感じることで得られる「オキシトシン」というホルモンは、心に幸福感を与えてくれるとも言われ、
精神面の安定にプラスの効果をもたらしてくれます。
50代になってからもセックスでパートナーと愛情を確認し合えば、精神的にも安定して笑顔で過ごせる時間が増えるでしょう。
❸相手の魅力を見つけられる
セックスは最も深いコミュニケーション方法の一つ。
今まで夫婦として長い時間を過ごしてきた2人ですが、セックスをするこ
またセックスをすることで会話が増え、お互いの考え方や性格について再び興味を持つことができるようになったという方も多いのですよ。
🔳50代・60代夫婦がセックスレスを防ぐ方法
50代・60代夫婦の多くが悩んでいるセックスレス。パートナーと愛情を確かめ合いたいのに、なかなか誘いに乗ってくれないと悩む方は少なくありません。
ここからは50代夫婦がセックスレスを防ぐ方法について解説していくので、これからも夫婦でセックスを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
❶日々のコミュニケーションをしっかりとる
セックスは夫婦にとって大切なコミュニケーションの時間です。
普段からしっかりお互いエッチな会話ができるようにしておくことです。
セックスの進め方も一方的なものになってしまいます。
セックスをしているとき以外も普段から夫婦2人で過ごす時間を確保し、会話を楽しみましょう。
➋挿入以外の行為も大切にする
50代になるとどうしても性欲、気力が落ちてしまうためセックスでイケないことも少なくありません。
しかし挿入以外での触れ合いを大切にしていれば、最終的にイクことができなくても満足度の高いセックスになるはずです。
自分がイったかどうかではなく、相手とどれだけコミュニケーションが取れたかを重視してセックスを楽しみましょう。
❸時々は違う場所でセックスをする
いつも同じ家でセックスをしていると、シチュエーションに飽きてしまいドキドキ感が得られなくなってしまいます。
セックスレスを防ぐためには、家だけでなく、「ラブホテル」や「カーセックス」、「野外セックス」など、
違う場所に行ってみるのがおすすめ。
違った場所でセックスをすれば、パートナーの新たな魅力を感じていつも以上にときめくセックスができるでしょう。
🔳50代・60代は自分達らしいセックスを楽しもう
50代だからと言って、セックスを特別意識する必要はありません。ただし、満足のいく性生活を送るには、どう関わっていくべきか話し合うことも大切です。
50代になってからも、セックスを楽しむことはできます。パートナーとしっかり話し合い、お互いが満足できる方法やタイミングを見つけていきましょう。
❶死んだらお仕舞、元気な内に・・・
年老いて、物事できる範囲内で、無理せず、世の為、人の為、迷惑をかけないように尽くして、死にましょう。
何事も、元気な内に、楽しみを持ちましょう。