犬の狂犬病とは? | 老後の生きがい楽しく

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ブログの「タイトル名」を「老後の生きがい楽しく」に変更しました。「障害犬バロンの闘病介護記録」を残すためと、私のボケ防止のためにブログを継続しています。

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1.犬の狂犬病とは?

【狂犬病とは?】
・ほ乳類・鳥類等、全ての恒温動物(当然人間も)に感染します。
・特に犬・キツネ・オオカミ等、犬の仲間が感染しやすいウイルス性の病気です。
・いったん発病すると、治療方法は無く、死亡率は100%になります。

【潜伏期間】
・狂犬病のウイルスに感染して発病するまでの期間です。
・個体差はありますが、20~60日、平均1ヶ月前後です。

【症状】
・神経過敏
・狂暴になる
・見境なく噛みつく
・鳴き声が異常
・目が大きく見開かれている
・歯を折っている
・唇や舌に怪我をして、口から血の混じった泡や唾液を出す
・頭やあごの筋肉が麻痺するので、エサを食べる事が困難

【感染経路】
・狂犬病の犬に噛まれる
・狂犬病の動物(リスや猫等)に噛まれる

【発生状況】
・日本では、昭和32年以降は発生していません。
・海外では、現在も発生しており、犬・猫・キツネ・スカンク・吸血コウモリ等から感染しています。

【防疫】
・狂犬病のウイルスを持ち込まないよう、犬の輸入では厳しいチェックが行われています。
・万が一侵入した場合に備え、一番発症しやすい犬の登録・狂犬病の予防注射をうけさせるよう、飼い主に義務づけています。 また、人が噛まれた場合、その犬に対して狂犬病の検診を受けさせる必要があります。

【予防注射】
・大正時代は、ワクチンに強い副作用があったため、感染前には行いませんでした。
・現在は新しいワクチンになり、以前のような副作用はほとんど無くなりました。
・人も安心してあらかじめ受けられるようになりました。また、狂犬病の疑いのある動物に噛まれても、発病する前に注射すれば、効果があると言われています。

【予防注射の時期】
・動物病院では、いつでも受け付けていますが、2回目からは、毎年1回 4月1日~6月30日に受ける事が望ましいです。

【飼い犬の登録】
・犬の生涯で、登録は1回です。
・生後91日以上、飼い始めから30日以内に登録の申請をしなければなりません。
・大体は病院等で狂犬病予防接種の時に、病院側がやってくれます。

【狂犬病予防法・第5条】
・犬の所有者は、その犬について、厚生省に定めるところにより、狂犬病の予防注射を毎年1回受けさせなければならない。

【狂犬病予防法・第27条】
・次の各号の一に該当するものは、20万円以下の罰金に処する。第5条の規定に違反して犬に予防注射を受けさせず、又は注射済票を着けなかった者。

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