先日、娘に「シュールってどんな意味❓」と尋ねられました。このところ、なんとなく使いがちな、あるいは耳にする機会のある言葉ではあるのですが、改めて説明するとなると、なかなか難しいものですね。

 

ぼんやり考えていたら、郵便はがきが届きました。なんでも「永久不滅ポイントが消失(消滅)する」んだとか。ポイントは永久不滅やないんかいー( ゚∀゚)っ))

 

 

ふと、「シュールだなぁ……」と思ってしまいました(;^_^A

 

 

さて、童謡詩人・金子みすゞの詩のこちらの一節は、ご存じのことと思います。

 

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

 

まったくその通りではあるのですが、こだわりを持つ分野においては「みんなちがって、みんないい」とは思いづらく感じてしまうことがあるのも、わたしたち人間なのかもしれません。つい「正しい」「間違っている」と考えてしまいがちです。

 

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に、『「就寝時の靴下」はサイコパス的行為? 世論を二分』という記事があり、わたしはそれを興味深く読みました。

 

 

日本語題では疑問符(?)が置かれてマイルドな響きになっていますが、原題の前半部は ‘If You Sleep in Socks You’re a Psychopath.’ 「靴下を履いて寝るのはサイコパスだ」と断定的で、「みんなちがって、みんないい」とはおよそかけ離れた、扇動的なものになっています。

 

なんでもWSJの取材により、「靴下を履いて就寝する習慣」がカップルの間や世論の分断を招いていることが明らかになったそうで、ことに反対派は拒絶反応を示す例が多いのだとか。

 

このブログをお読みくださるあなたは、お休みの時に靴下を履かれますか❓

 

日本語で「就寝時の靴下」と入力して検索してみると、おおむね「履かないほうがいい」とする専門家のかたのご意見にヒットします。

 

 

 

 

要約すると「靴下を履いたまま寝ると、就寝中に足からの熱の放出が妨げられ、深部体温が下がらないため、良い睡眠が得られない。加えて汗の蒸散も妨げられる」と。

 

かたや、このたびのWSJの記事によると、学術誌「ジャーナル・オブ・フィジオロジカル・アンソロポロジー」に掲載された研究では、靴下を履いて就寝した若い男性は靴下を履かなかった人と比べて入眠が7.5分早く、睡眠時間は32分長く、途中で目覚める頻度は7.5倍少なかった、とあります。

 

靴下を履くと足が温まって、冷たいときに収縮していた血管がリラックスして広がる。その結果、全身の血行が改善して、皮膚から多くの熱が発散する」とする研究者の声も紹介され、上述の要約とは逆のものになっています。

 

 

「履くのか、履かないのか」は、些細ながらも世論を二分する問題といえますよね。

 

先に挙げたGUNZE(グンゼ)による「寒い日の就寝時に靴下を履くか履かないか」のアンケートでは、「履く」派は「履かない」派よりも若干多かったそうです。

 

こうしてみる分には「就寝時の靴下」もまた、「みんなちがって、みんないい」といえますね。ちなみにわたしは今まで「履かない」派でしたが、あまりにも寒い日にはゆったりした靴下を履いて寝てみようと思いました(*´ω`*)

 

おぱんちゅうさぎは、そもそも靴下を履いてないんですけど~ ( ̄ω ̄;)