私は、ずっと自分以外の誰かになりたかった。
その誰かは、私が持っていない何かを持っている人が多かったけれど、正直私以外なら誰でも良かった。
自分はここにいてはいけないと。生きていてはいけないと漠然と感じていた。
何かを手に入れても、何かを頑張って成功しても満足感は無く、ただ虚しかった。
頑張っても苦しくて、頑張らなくても苦しくて。
誰かに助けて欲しかった。でも誰にも迷惑は掛けたくなかった。だから話せなかった。
救いの手はあったのだと思う。でも自分から助けてとは言えなかった。
いつからか笑えなくなった。会う人会う人が怖かった。人の目を見て話すことが怖くなった。
大好きだったチョコレートも食べたくなくなった。
というよりは食べたいものが分からなくなった。
ただ悲しくて辛くて、どうしようもなくて、鬱々とした気持ちを抱えながら生きていた。
けれど、ある人と出会って
君は君。他の誰でもない君なんだ。と言われて肩の力が抜けた。
私は私として生きていいんだと、思って泣きたくなった。
私は親の人形なんかじゃない。自分の意思を持って、主張してもいいんだと。
もう無理に頑張らなくても良い。自分の心に従って生きていければそれで良い。
私を必要としてくれる人のために生きようと思った。
稚拙な文章を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
