ブレークアウトとは長く膠着していた相場が、トレンドラインを上または下に突き抜けること。
ブレークアウトが起こると、ブレークした方向に株価が大きく動くこともよくある。
ブレークアウトは株式相場以外の世界でも良く見られる。
長く自分が努力してきたものが、ある日突然できるようになるような経験をしたことはないだろうか?
ギターを弾く練習を例にとると、始めは全く弾けなかったギターがあるとき突然引けるようになるといったようなことだ。
これも、ブレークアウトと全く同じ原理だ。
上または下にいこうとする力があっても、”変化しない力”に抑えられて長いこと膠着する。
膠着のあとに、”変化しない力”を超え、大きく変化するときがくる。
これがブレークアウトだ。
”変化しない力”が強ければ強いほど、ブレークアウトしたときの変化は大きなものになる。
長く自民党政権が続いたが、たった1回の選挙で民主党が圧勝したあの現象も、ブレークアウトだ。
もっとも、ブレークアウトによる圧勝は実力を評価されたというよりも、大きなブレークアウトの力の結果に過ぎない。だから3年間の試用期間の後、また自民党政権に戻ることも不思議ではなかった。
世の中は徐々に変化しはしない。変化しない期間と大きく変化する期間でできている。
ブレークアウトは自然現象の中にもしばしば見られる。
例えば進化生物学の説に次のようなものがある。
生物の種は、急激に変化する期間とほとんど変化しない静止(平衡、停滞)期間を持ち、”徐々に”進化するのでなく、”区切りごとに突発的に”進化していき、小集団が突発して変化することで形態的な大規模な変化が起きる。(断続平衡説)

