
夕日より高く延びる剥き出しの階段は、
壁もなければ終わりもまだないんです。
不思議と気持ちがいい。
その時みた光景、そこに感じた心。
数えきれないほどのいろいろなドラマがあり、一秒にも満たない早さで移り変わる景色があります。
一秒一秒、目に映るもの、心で感じることはその時のものでしかなく、瞬間に変化していく事、物、所、時、数、自然、心。
その二度とない瞬間を強く感じた時、後の事でも先の事でも肯でも否でもない、今の透明な感情だけがあるというのはとてもすてきなことなのではないかと。
ふと、思います。