この旅ももう終盤にさしかかってます。
1日1日を噛み締めて最後まで
突っ走りたいです。
今日は
ブラジル、リオデジャネイロから
ブログを更新したいと思います。
ブラジル。
なんだか
僕はすごく行きたくて行きたくて
仕方がない国でした。
どうしてか。
考えてみるとそこには一人の人との出愛が
あったからだと思います。
それが
僕が中学時代に所属していた
サッカーチーム"SOCIETA"の監督です。
中西俊雄監督。
今でも名前を聞くだけで
身が引き締まります。
こんなこと言ったら怒られると思いますが
当時の僕らからすれば鬼でした。
金棒すらもってませんでしたが
世の中で一番怖いモノだと思ってました。
でも、もちろん愛のある鬼ですよ。笑
懐かしいです。
全国制覇を目指して戦っていたあの頃が。
二度と戻りたくはないけど
僕という人間の根本をつくった
かけがえのない三年間でした。
きっと僕の原点は
あの頃のピッチにあると思います。
そんな中学三年間
たまにトレーニング中のピッチで
Belezaという言葉が。
ポルトガル語で最高を意味するこの言葉。
ブラジルにサッカー留学経験のある
監督が選手を最大限に褒める時に
使う言葉です。
このBelezaの一言を聞くために
僕ら選手は死ぬ思いで
毎日ボールを追いかけていました。
そんな監督からも
度々ブラジルの話を聞く機会があり
地球の裏側のブラジルを近く感じていた
僕がいたと思います。
だからブラジルって
すごく僕の心をくすぐって
仕方なかったのだと思います。
ブラジルではまた一つの夢が
叶いました。
それはサッカー王国ブラジルで
ブラジル人とボールを蹴ること。
子供の頃から
いつかいつかと思っていたことでした。
観光地ではない
ディープでリアルなブラジルも見れたし。
夜になれば
毎晩ホテルのみんなで音楽をして踊ってと
ほんとに楽しいブラジルでした。
さて
お気づきの方もいるのではないでしょうか。
今日の文章
出会いを出愛と記してます。
誤字ではなく
これが今日のテーマです。
出愛。
僕は
今回の旅で
ブラジルがものすごく好きになった。
これまで好きになった国と
大きく違ったのは
なぜかブラジルが懐かしいかったこと。
これには僕もほんとに驚いた。
もちろんブラジルは人生初。
監督の影響があるにしても
この国に
ノスタルジーを感じずにはいられなかった。
自分にも
なぜかさっぱりわからない。
不思議でしょうがなかった。
もし前世というものがあるのなら
僕はブラジルで生まれたことがあるのかも。
それくらい
どこに行っても
ブラジルが懐かしくてしかたなかったのだ。
そんな
ブラジルで感じたのは
人と人の距離だった。
これまで
発達してないない場所に
中でも経済的に発達していない場所に
行けばいくほど
人と人との距離が近く、あったかい
というのは感じていた。
それが顕著に表れていたのが
中国の列車の中だった。
一等の車両はもう日本の新幹線状態。
みんなパソコンかたかたしてたり
新聞読んでいたり自分の世界。
人同士の交流はほぼ皆無。
一方、三等の車両は
知らない人同士が
あたかも10年来の友人かの様に
言葉を交わしていた。
だがブラジルはちがった。
僕が訪れた
リオデジャネイロといえば
めちゃくちゃ大きな都市。
経済はサンパウロ
首都はブラジリア
観光はリオデジャネイロ
と言われるほど
ブラジルでも三本の指にはいる都市だ。
もちろんブラジルの中では経済的にも
発達している都市。
それにもかわらず
人同士が近かった。
ブラジル人特有の国民性なのか。
そして人同士は
ただ出会っているわけでなく
出愛っていた。
出会いと出愛のちがいは
僕はそのデアイの深さにあると思う。
例えば日本のスーパーで
レジうちのおばちゃんと
細かいのありますか。
ごめんなさい、ありません。
とただ言葉を交わすだけでも
デアイはデアイだ。
でもこのデアイは出会いだ。
その2人の間に
深いものはない。
ただの消費者と販売者。
僕が感じたブラジルのデアイは
その多くが出愛のほうだった。
握手し、ハグをしてから始まり
人と人とがほんとに
心で会話しているなと感じた。
そんなブラジルだからこそ
僕に改めて出愛を考える機会をくれた。
これまでの僕の人生にも
出会いではない出愛があった。
でも
考えてみると
出会いは日常にたくさん溢れていても
出愛って意外と多くないなって思った。
改めて
出愛っている人の存在を大切さに
感謝しないと
いけないと感じた。
旅をしていると
特に僕は
サッカーボールだけを追いかけて
ピッチ全体が見えなかった中学時代のように
一つのことに熱中してしまって
周りが見えずになってしまうことが多く、
日本の感覚を忘れてしまうことがある。
日本で
出愛と感じさせてくれている人の多くを
いつの間にか、気づかぬうちに
当たり前の存在に
してしまうことが多い。
僕が今
思い通りにこうやって旅をして
ブログを書けるのも
その人達がいるからなのに。
考えてみるとそれは
旅をしているうちに
いつしか失ってしまっていた感覚だった。
でも今ぼくが出愛えている人に
出愛ったことは
ほんとは奇跡に近いこと。
だから、もう一度
日本に帰ったら
その人達に感謝し直さないと。
いつもありがとうって。
当たり前は決して当たり前ではないから。
これからも
このあんぽんたんを
これからもよろしくお願いしますって。
そして
それをただ思うだけじゃなく
この世界一周のように
行動に移さないといけないと思った。
僕なりの方法でその気持ちを
愚直に伝えないと。
そろそろ日本という国が見えてきた今
僕がブラジルから教わった
出愛。でした。
旅の神様も
日本に帰る心の準備しておけよって
事なのかも。
とは言いつつも
まだまだ続くよこの旅は。
次は中米をぶらつこうと思います。
いくぜ中米一カ国目パナマ。