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11月末から12月の今にいたるまで
本当にゆっくりとした時間が流れてました。

プーケット島。ピピ島。クラビタウン。
アナン。ホン島。


主にタイの南の島々を転々としてました。
KLとシンガポールと都会続きだったので
余計にのどかな島々が心地よかったんだと
思います。

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今僕があげた島々。
もちろん素晴らしい自然が残っていて
人も暖かい。


でも自分の心の中で
なにか引っかかるものがあった。



それは
観光化がすすんでいるということ。



島々の自然の中に
少し歩くとリゾートホテルや飲み街が
できていたり
真新しいコンビニがあったり。

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発展という意味では
こうやって格差ってものが
無くなっていくのかなぁ。


と感じながらも
どこか切ない気持ちになった。



でも切ない気持ちになるのも
僕が日本という先進国から来ていて
あくまでこの島々は
僕のイメージ通り後進的で
日本とかけ離れた日常であってほしい
と願う傲慢なのか。
とも、思ったり。


考えれば
考えるほど
正解がわからなくなった。



正解って。。。幸せって。。。
なにがこの島々の人々の幸せなのか。
そしてまた僕らの幸せとはなんなのか。




なかなか答えがでないまま
とあるビーチを歩いていると
島の人々が
建設中のリゾートホテルを背に
焚き火をしていた。


少し肌寒くなった夜だったので
僕も一緒に火にあたらせもらった。

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そして
とりあえず聞いてみた。

「この建設中のホテルどう思いますか。」


島の人々は
迷いなく答えた。

「嫌いだよ。昔の島が消えていく感じ。」


それでもなぜか笑顔で、続けた。

「これで観光客がくる。」
「生きるためさ。」




そして僕はもう一つ尋ねた。

「今、幸せですか。」



島の人々は
突拍子もない僕の質問に少し驚きながらも
迷いなく答えた。


「ものすごく幸せだよ。」






観光化が進む
=悲しいこと。幸せでないこと。






良く考えてみると
僕は、いつのまにか
人の幸せを一辺倒の、自分のものさしで
はかっていたのかもしれない。



当たり前のことかもしれないけど
幸せの形はそれぞれ違う。


裸足で船を押すおじさんの幸せ。
東京の街を歩く大学生の幸せ。
ニューヨークで働く
エリートサラリーマンの幸せ。
スラム街で生活する子供の幸せ。



それぞれ
幸せの形はみんな違う。
そのはかりに正解なんてない。
それぞれの価値観だ。
 

僕が切ない顔でした質問に
島の人々が笑顔で 
「これで観光客がくる。」
「生きるためさ。」
と言った理由が少しわかった。


島々の観光化も
彼らが最終的に彼らの幸せに  
たどり着くための
ふまざるをえない
一つのプロセスなのかもしれない。




ただ一つ言えることは
幸せかと問われ
「幸せ。」
と全人類が迷いなく、胸を張って
答えられる地球になるべきただということ。



今現時点では
絵空事だという人もいるだろうが
それが絵空事でなくなる日を
僕ら地球人は目指さないといけないと思う。


あっそんな気持ちを
めちゃいい感じで歌にしている
大学の友達がいるのでぜひ
ブログを読んでくださったあとに 
聞いてみてください。

幸せと町と暮らし/丸山翔哉
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