ラオスは南の島、ドンコン島から。

ラオスは内陸国。
それなのに、島がある。
メコン川の川幅が壮大であるために
川に約4000もの島ができたのだ。
そのうちの一つが僕が今いるドンコン島。


島へはこんなボートで移動。
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メコン川をボートでぷらり。
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ゲストハウス。
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島はすごくのどか。
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世界一の滝幅をほこるコンパペン滝。
滝幅10.783m。
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さて、今日のお題は

「起爆剤。」

コンパペン滝に向かう途中
一人のバックパッカーと出会う。
トゥクトゥクで走っていると
パクセ(100㎞程離れた街)
の看板を持ちヒッチハイクを
していたので、
途中まで僕がチャーターした
トゥクトゥクに乗せてあげることにした。

スウェーデン人。
名前は聞き忘れた。
2年前から旅をしているらしい。

容姿といい
服装といい
なんかこれまで出会ったバックパッカー
とは雰囲気が違った。

そこで色々話していると
この人、結構すごい人だった。

2年間旅をする中で
スウェーデンからアジア最初の国
中国までの飛行機を除き
これまでバスや電車といった
公共交通機関を使った回数
わずか2回。

僕と比べてもらうとその凄さが
わかると思うが
僕は中国・ベトナム・ラオスと
少なくとも一カ月で15回は
公共交通機関を利用している。

つまり彼は、
どうしようもない2回を除き
移動はヒッチハイクオンリー。

資金について尋ねると
スウェーデンで貯めたわずかな貯金を
崩して生活しているらしい。

歌と英語を強みに各国で
仕事もするらしいが
そこで稼いだお金は全て
自国の両親に贈っているとか。
彼なりの親孝行の形だという。


宿泊について問うと
バックパックについた小さな
布ぶくろを指さし
これが俺の家さ。と大爆笑。
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そのバックパッカーは最後僕に
満面の笑みを浮かべて言った。

 「俺にとって大切なのは
    お金なんかじゃない。
    裕福な生活でもない。
    ただこうやって、今みたいに
    楽しい毎日を送ること。
    ゆーすけ、良き旅を。またどこかで。」


たった10分程度
話しただけなのに
なんだかワクワクが止まらなくなった。 
なんでもできる気がした。


あの人みたいな旅がしたい
とか、そういうのではなく。
もっと深いところで
彼に憧れた。

あいつと一緒にいると
なんかワクワクして
やる気湧いてくるよな。
前向きになれるよな。

そういう

起爆剤。

のような人間に僕もなりたい
と心底思った。

将来
どんなことをするか
まだ分からないけど
どんなフィールドでも
彼の様な
起爆剤のような人間であり続けたい。

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ラオスも今日で終わり。
明日からはカンボジアへ。