【内部告発「中国政府は子どもを食べる」】夫を粛清された妻の反撃

おはようございます！

校長のMasamiです♪

彼女もまた

闘うことを選択した人です。

中国🇨🇳

【中国政府に贔屓にされ出世したにも関わらず、結果として粛清の対象となった夫。その妻が匿名を返上して反撃開始。政府の内情を暴露し始めた】

Wife of ex-Interpol president jailed in China tells AP that the Chinese government ‘eats its children’LYON, France (AP) — Wife of ex-Interpol president jailed in China tells AP that the Chinese government ‘eats its children’.apnews.com

フランス・リヨン（AP） - 中国では、彼女は政府のエリートと結婚することで得られる特権を享受していた。

彼女の夫は、共産党の権力を維持するための治安組織である警察のトップであり、中国が彼をフランスに派遣して国際刑事警察機構（インターポール）の名誉ある役職に就かせたほど信頼されていた。

しかし、元インターポール総裁の夫・孟宏偉は、中国の広大な刑罰システムの中に姿を消し、見事に粛清された。

妻は双子の息子とフランスにいる。彼女は、中国のエージェントが夫と自分の二人を誘拐しようとしたのではないかと疑い、フランス警察が24時間体制で保護する政治亡命者となっている。

内部にいた妻・グレイス・メンはかつて見たものにとても恐怖を感じているという。

彼女は今、匿名性を捨て、自分と家族をさらに危険にさらしてまで、中国の権威主義政府に異議を唱えようとしている。

グレース・メンは現在、夫が働いていた政府を「怪物」と表現。なぜなら

"彼らは子どもを食べるから"

AP通信との独占インタビューで、孟氏の妻は初めて自分の顔を見せることを選んだ。以前はこだわっていた暗い照明や後ろからのカメラアングルを外して撮影することに同意し、夫や自分自身、そして二人を引き裂いた大変動について、これまでにないほど詳細に率直に語った。

「私には、自分の顔を見せ、何が起こったのかを世界に伝える責任があります。

この3年間で、私は学びました。"コロナ "との付き合い方がわかったように、私はモンスターや権力者との付き合い方がわかったのです」

2022年に開催される北京冬季オリンピックに反対する世界的な中国批判者の中でもことさら、この孟氏の妻は、ガラス越しに直近に見てきた元内部関係者としての貴重な視点をもたらし、彼女の見解を変えて現れた。

あまりの変化に、彼女は中国語名であるGao Geをほとんど使わなくなっている。今では、夫の姓であるMengと、自分で選んだ名前であるGraceの方が自分らしく感じられるという。(グレース・メンとして活動中)

「私は死んで生まれ変わったのです」。

監禁されている間もなく68歳になる孟氏の居場所や健康状態について、彼女はまったくの闇の中にいる。

夫との最後のコミュニケーションは2018年9月25日、北京への出張中に彼が送ったニ通のテキストメッセージだった。

最初のものは、"俺の電話を待ってくれ "というものだった。その4分後には包丁の絵文字が続き、危険を知らせていたようだった。彼女は、彼が公安省のオフィスから送った可能性が高いと考えている。

その後、彼とは全く連絡が取れず、彼女の弁護士が中国当局に送った複数の手紙にも返事がないという。彼が生きているかどうかもわからないという。

彼女は、「このことは、すでに私をこれ以上悲しませることができないほど悲しませています」と語った。「もちろん、私の子どもたちにとっても同様に残酷なことです」。

"子どもたちに父親がいないのは嫌だ "と彼女は泣き出した。「子どもたちは、誰かがドアをノックする音がすると、必ず見に行くんです。でも、そうでないことがわかると、静かに頭を下げるんです。彼らはとても勇敢です」。

グレースの運命についての公式の言葉は少しずつ出てきつつある。2018年10月、グレースがフランスのリヨンで記者たちと初めて会って失踪について警鐘を鳴らした直後の声明では、彼が不特定多数の法律違反で調査されていることが発表された。それは、彼が党の犠牲になった最新の中国高官であることを暗に示唆していた。

その後インターポールは、孟氏が直ちに会長を辞任したことを発表。

孟氏の妻は、この措置に対し、リヨンに本部を置く警察組織は「何の助けにもならなかった」と憤慨している。

「強制的に失踪させられた人が自分の意志で辞表を書けるでしょうか？」と彼女は問いかけた。

「法の執行に関する問題を共有する世界的な組織が、毅然とした態度を示さないことで、北京の権威主義的な行動を助長した」と主張。

「警察組織は、このような典型的な犯罪行為を見て見ぬふりをすることができるものなのでしょうか？」

2019年、中国は孟氏が共産党員資格を剥奪されたと発表。それによると、彼は家族との「贅沢な生活」を満足させるために権力を乱用、妻が個人的な利益のために彼の権威を利用することを許したという。

2020年1月裁判所は、彼が200万ドル以上の賄賂を受け取った罪で、13年6カ月の懲役刑を宣告したと発表した。裁判所は、彼が罪を告白し、後悔の念を表明したとも述べた。

グレースはこの告発はでっち上げであり、夫はその高名な地位を利用して変革を推進していたために粛清されたのだと長年主張してきた。

「これは偽物の事件です。これは、政治的な意見の相違が犯罪的な事件に変えられた例です」と彼女は言う。

「今日の中国の汚職の程度は非常に深刻です。どこにでもある。しかし、汚職を解決する方法については2つの異なる意見があります。1つは今の方法。もう1つは、立憲民主主義に移行し、問題を根本から解決することです」。

グレースは、自分の家族を通じて政治的なつながりも持っており、彼女の母親は、中国の立法府の諮問機関の委員を務めていた。そして、この家族には過去に政治的なトラウマの経験がある。

1949年に共産党が政権を取った後、グレースの祖父はビジネス資産を剥奪され、その後、労働キャンプに投獄されたという。