なんとなく考えてみました。
巷の議論は無視です。
これは議論するものではなく、人が殺される不安無く安心して生きるための大前提だと思います。
この前提が覆ると、日々誰かに殺される不安の中で生きていかなければなりません。
人が人を殺すことなかった段階では、この条件は有効だったのではないかと思います。
ただ、この条件は人の歴史の早い時点で成立しなくなったように思います。
誰かが人を殺した時点で、すでに人は誰かに殺される不安が少なからずある状態になっていると思います。
誰かに殺される不安や危険があれば、その不安や危険を取り除く必要が生じてしまいます。
その結果、その不安や危険の元になる人を殺さなければなりません。
それが連鎖した世界が今の世界だと思います。
この条件が成立しない以上、憲法や法律でなんとかしようとしますが、それも限界があります。
「人が人を殺してはいけない理由」の議論、これは永遠に叶うことのない願い、人の業に対する議論なのかもしれません。