こんにちは、はーちゃんです。

こーちゃんがいなくなってから
もう、10日も経つんですね。
早いような遅いようなよくわからない感覚です。


今日をもって、色々な介護設備が
我家から全て無くなりました
在宅で看取ると一緒に頑張ってきた設備が無くなる
後から来る寂しさもあるんですね。
忘れてたので、予定外に少し辛かったです。

医療関連

(点滴や薬・たん吸引機)
→4月13日に回収されました。

酸素発生器

→4月18日に回収されました。

在宅介護設備

(介護ベッド・車椅子・トイレの手すり・お風呂の椅子)
→4月23日に回収されました。


義両親も広島の自宅に帰宅
(4月16日深夜)されているので
お部屋がとても広くなりました。

やっと、20代夫婦らしい

  部屋の広さと家具・2人だけの空間

になりました。

病気を見つける前の昨年3月に、
この家に引っ越してきて、
やっと家の整理もついた4月と同じ感覚があります。


今から何か新しいことが出来そうな

楽しいことやワクワクすることが始まりそうな

そんな明るい感覚があるのに

隣にこーちゃんが居ないのです。


結婚して一緒のお家で暮らし始められた喜び
こんなに辛くしんどかった闘病生活も、

全てだったんじゃないか?
私、本当に結婚したんだよね?
夫がいたんだよね?
普通に復帰するために頑張ろう!
やれることから1つずつ終わらせよう!

そう感じるくらい、今は、
寂しさよりも戸惑いのほうが強い気がします。


普通の新婚さんだったら、新婚生活の期間に

結婚したことも

夫婦になれて過ごせたことも

名前が変わったことも

名前に慣れることも

自分たちの気持ちが幸せに満ち溢れていることも

夫婦である幸せも

お互いかけがえのない信頼できる人と再認識することも

全てが実感できる期間が、
本来は、この1年だったんだろうなと思いました。


私達は、それらの実感を持つ前に

病気と闘わなきゃ

信じられる人は夫婦しかない

少しでも同じ時間を共有したい

夢や希望は叶えられるだけやり切るしかない

協力しなきゃもっと最悪になる


お互いにすがっていたんだなと思いました。
自分のためには頑張れないけど、
互いを悲しませないためなら力を振り絞れました。

  大切に思える相手が居て本当に良かった

とも辛いけど実感できました。

残された時間に抗いながら
少しでも、普通の夫婦が感じる幸せを
私達も得られるように愛情努力
惜しみませんでした。





病気を見つけてから1年

余命宣告されてから半年


こーちゃんが隣からいなくなることは
頭で理解してきたし、
辛くならないように
夫婦でたくさん思い出や記録を残して
やれる対策は全て頑張ってきました

おかげで、やり場のない悲しみ寂しさ
持たずに済んでいますし、
やりきった達成感開放感
お互いの頑張りをみんなに伝えられるほどの自信
は間違いなくありますが…

戸惑いだけは、
どんなに対策をしても対応できないんだなと
初めて学びました。


病気に関わるものが無くなったこの家で
病気から開放されたのが、
書類上だけでなく生活環境からも
ひしひしと、私に伝わり始めています。

今までは、私の時間の許す限り全てを使って
こーちゃんを支えていたので
辛いながらもやることが山積みで
落ち着く暇もありませんでした。
1日27時間くらいあるんじゃないか?
と思いながら忙しく楽しく過ごしてました。

そんな日々も、
一瞬で過ぎたんじゃないかと思うくらい
にしたくないと思っていた私が
1番、幻だったんじゃないかと感じているくらい
夫の居ない時間の流れがよくわかりません。
だったんじゃないか?
という錯覚から抜け出せませんが…
やっぱり、こーちゃんは居ませんね。
少しずつ、私自身の気持ちが理解できるように
ゆっくり向き合っていきたいと思います。




私の体も、ストレスや無茶な生活のせいなのか
色々ぼろぼろだったみたいです。
こーちゃんが居なくなってから日に日に、

過剰な睡魔や胃痛、吐気、腹痛、頭痛、倦怠感

が襲ってきています。
病院で検査したくらいには
私の体も疲弊してたようです。

家族や友達からも
『今度は自分のための療養期間だよ。
ちゃんと食べてよく寝てゆっくり過ごしてね。』
と言われますが…
体を休めるために何もやることが無いのも
それはそれでよく分かりません。
そもそも、
自分のために頑張るのって一番難しいです。
ぶっちゃけどうにでもなれですね知らんぷり


今はとりあえず、
母に短期間でも手伝いに来てもらったり
3食何かを食べて眠くなったら体の思うままに
休めて無心になってます。
もう少し回復したら、また、
瞑想でも始めたいですね。



仕事も明日から復帰してみます。
優しい先輩たちがこの私の休みの期間に
ご飯に連れて行ってくれました。
人と合うと、少し、みんなの言う普通に
触れるリハビリができました。
私達夫婦の頑張りも聞いてくれました。
『元気そうで良かったけど、まだまだ、
無理をせずにゆっくり会社に慣れていいよ』
と言ってくれる人の温かみは本当にありがたいです。
夫とは同じ会社だったので、
会社で夫を探さないで済むように
もう少し、回復するまでは先輩達に甘えつつ
やれることから少しずつ、
みんなの言う普通に戻っていきたいと思います。



まだまだ、手続きや引越など

やることがたくさんありますので

それら全てが終わるまでは、

このブログものんびり続けようと思います。


   

こーちゃんの頑張りや

はーちゃんの家族としての頑張りが、

今もまだ病気と戦っている人たちの

参考や励みになれば幸いです。