「シン・日本共産党宣言」(松竹信幸著 文春新書)という本をこの数日かけて読んだ。こりゃいいなあ、という感想。

 

「政権をめざす政党ならば,9条を大事に思っている国民のことも、侵略されたら自衛隊で反撃してほしい願っている国民のことも大事にし、政策を作り上げる必要があるのだ」

「1961年の綱領ではこの関係を『二段階連続革命』と捉えていた。民主主義の段階から社会主義へは連続するのである。しかし、現在の綱領は、この『連続する』という見地を否定している。社会主義は、日本の社会がそれを必要とするようになった段階で現実的な問題になるのであって、連続するものではないし、ではどうなれば社会主義が現実の問題になってくるのかも書かれていない。その段階に生きている人が考えると言う事だろう。何世紀も先のことだという人もいる。」

「専守防衛の自衛隊は憲法の精神には合致しており、合憲である(逆に専守防衛に反するものが意見である)。しかし九条との間で矛盾があることは明白なので、九条を完全実施する条件ができたときは、自衛隊は解消することになるだろう。完全実施する条件とは、憲法前文が想定している国連の集団安全保障が機能するようないなったときである。」

 

なるほど

 

脳梗塞を患って以来、政治の問題には関わらなくなっているが、また少し考えてみようか。