肺ガンって、
タバコの喫煙や副流煙が大きく影響するんだと思ってたけど、
そうではなかった。
僕の場合は、タバコを吸っていない人が多くかかる
「肺腺がん(はいせんがん)」というものだ。
肺ガンが厄介なのは、他に転移しやすいというところ。
だから、まず全身をくまなく調べ、
転移状況を把握することから始まる。
入院した次の日に、頭のMRI検査。
うるさいとは聞いていたけど、本当にうるさかった。
ビーッビーッ、ていう電子音がたまらない。
耳にヘッドホンをつけてくれたけど、
ありゃー、意味ないんじゃないの?
しかも、長い。20分は長い。
終わったあと、さすがに気分がすぐれなかった。
そして次の日には、PET-CT検査。
頭以外にあるガンを見つけ出すというもの。
基本、CT検査みたいな感じだけど、
手を上げて横になり、じっとしたまま20〜30分行う。
MRIみたいに、うるさいとかはないけど、
これはこれで、なかなか辛い。
大きな検査は、これだけだけど、
もう一つ、ガン細胞を調べるというのがある。
内視鏡検査で採取したものや、肺から抜いた水から、
細胞の遺伝子を調べるらしい。
これが、この結果次第で、
ガンの最新治療が行えるかどうかが決まる。