先端医療センターに着いたとき(初めて来た)
広々とゆったりした空間設計で、
とてもきれいで、新しくて、

ただ単純に「いいとこに来たなぁ」
というのが、第一印象だった。



西神戸医療センターでもらった紹介状で
指名されていたのは、ここの副院長で、

息苦しくなっているのは、肺に水がたまっているかららしく、
先に、呼吸が楽になるよう、ステロイドの点滴をして、
そのあと、肺の水を抜いてくれた。


水を抜くのは、なんか手術的なことを行うかと思いきや、
座ったまま上半身だけ裸になり、
横っ腹から背中方向の、肋骨の下あたりから、
局所麻酔だけして管を通し、大きい注射器で水を吸っていく、
という方法には、驚いた。

もちろん、意識はハッキリしたまま。


1本200ccくらいとれる注射器が満タンになれば、
次の注射器を指して抜いていく。

できるだけ抜いてしまおうということで、
合計6本の注射器が使われて、
おそらく1.5リットルくらいとれたと思う。


肺の水は、黄色かった。




点滴と水抜きのおかげで、
すごく呼吸が楽になった。




他にもいくつかの検査を行う必要があるので、
この日から、僕はここで入院生活が始まることになる。