ついに、この本を読み終わりました。
小説幻冬、11月号です!
出版不況が嘆かれる昨今に紙の文芸誌(しかも月刊!)を創刊するという、狂気じみた思考回路の幻冬舎です。
twitterでこの雑誌の創刊を知ってから、ずっと心待ちにしておりました……!
発売日から一週間ほど近所の書店を探し回ったものの全くもって見つからず、店員さんに尋ねてみても「入荷はしたのですが、少ししか入れなかったのでもう売れてしまったみたいです…」と言われるばかり。
売れ行きは好調のようで嬉しいものの、手に入らない焦りばかりが増していきます。
そしてついに私は店頭で購入することを諦め、心強い味方amazonさんに頼りました!
ドキドキしながらポチって、数日後に届いたのが、上の写真のブツです。
持ちやすいサイズ感、880円なんて嘘でしょ!っていう分厚さ、そして新しい印刷物特有の芳しい香り……
昇任に関わる面接試験が近く、娯楽に関しては何かと自粛を求められる空気が漂っている今の職場なのですが。
そんなの関係あるか!!
私はこの本を今すぐに読みたいんじゃい!
ってわけで二日ほどで隅から隅まで読了いたしました。
……こわい、幻冬舎の本気こわい。
だって有川浩に小川洋子に中村文則に原田マハに万城目学に真梨幸子に…とかいうそうそうたる面々の新連載とかやばくない???
私はそこまで作家さんに詳しいわけではないのですが(名前を出されただけだと「?」、代表作を数作あげてもらってようやく「!」ってなるレベル)、このメンツがヤバイというのは十分に理解できます。
なんて幸せなんでしょう。大好きな作家さんと、初めましての作家さん。双方入り乱れて紡がれるメロディーと言いましょうか……ありがとう幻冬舎さん。
文芸誌って連載小説ばっかりだから、既存のものはどうしても買う気力がわいてこなかったんですよね、今まで。途中から読んでも話が分からないかもしれないし。学生時代のようにむさぼるように本を読めず、新たな作家さんに出会う機会も激減しました。
そんな中で創刊されたこの文芸誌は、私にとってパーフェクトな存在でした。
一部の例外はあるものの、どれもこれも新連載・新連載・新連載!!次の号がもう待ち遠しくてたまりません。またひとつ生きる楽しみが増えました。
定期購読もバッチリ申し込み完了しました!
あーーーまた読み返そ……