『フライボーイズ』 | 映画・出来事備忘録

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観た映画の感想や日々の出来事などを書きます。備忘録的な。映画は洋画ばっかりネタバレしまくりなのでご注意を!

はい、今回は、





トニー・ビル監督作品『フライボーイズ』です!!





複葉機の出てくる映画が観たいなーっと思ってAmazonさんをふらふらしていたら、この映画を見つけました。




あんまりメジャーな映画じゃなさそうだけどもレビューでの評価がそれなりに高いので借りてみた!





結果、すっごく面白かった!





第一次世界大戦の頃、フランスで設立したラファイエット戦闘機隊。ドイツ軍の戦闘機と戦うべく、その隊に志願入隊したアメリカ合衆国の青年達の物語です。





観ているときはすっかり忘れていたのですが、なんとこれ、実話をベースにした映画なんです。驚き。





ラストで、生き残ったパイロット達のその後の人生が紹介されたので思い出しましたw





ジェームズ・フランコ演じる主人公ローリングスと、フランス娘ルシエンヌの関係はいいなあ。言葉が通じなくてもお互いに近付き合おうとしている感じ。和む。





ルシエンヌのお兄さんと奥さんは爆撃によって亡くなってしまったので、彼らの子供たちはルシエンヌが世話しています。可愛い子供達です。和む。





個人的に一番好きなキャラクターは、ローリングスと一緒に入隊してきたビーグルという青年。彼は何かと可哀想なヤツなんです。





まず、銃の扱いが下手。訓練でも実践でも、一発も当たりません。逆に不思議です。あれだけダダダダッと連射していたら、一発くらいは当たりそうなもんなのに。謎です。仲間たちにもいじられまくりです。哀れ。





次に、ビーグルは仲間にドイツ軍のスパイ容疑をかけられます。言いだしっぺはロウリーという名家の息子。彼によれば、ビーグルはやけにドイツ機に詳しいし、ビーグルの弾は一発もドイツ機に当たらないし、絶対ドイツのスパイに違いないと。そんなわけで、ラファイエット戦闘機隊の上官が、ビーグルの過去について調べます。





すると、ビーグルという名前は後に付けられたもので、経歴も塗り替えられていることが判明。





改名前の名前がドイツ系だったこともあり、もうみんな完璧にビーグルがスパイだと思ってます。私もです。ビーグルは上官と仲間たちの前に立たされ、晒し上げ状態。「スパイなら銃殺刑だぞ」と脅され、半泣きです。





そんな時、ローリングスがビーグルに近寄って話しかけます。嫌かもしれないがちゃんと話さないと銃殺刑だぞ。と、そんなようなこと。なんだなんだ?ローリングスに諭され、覚悟を決めて話し出すビーグル。





なんでも、借金に困って国で銀行強盗をしてしまったんだそうです。武器はおもちゃの銃。12ドルちょいを盗み、でもそのお金とおもちゃの銃は、逃走中にほっぽり出してしまったそうな。そしてラファイエット戦闘機隊に志願する時に、経歴を塗り替えてもらったりなんだりしたのかな。この辺の成り行きはちょっと曖昧w





ビーグルがスパイじゃなかったことにみんな一安心です。もちろん私も。良かった。ビーグルはスパイなんて器用なことができる男じゃないんだよ、やっぱり!良かったー。





みたいな。弾が当たらないのは意図してやってることじゃないし、ドイツ機に詳しいのも勉強していたからだろうし、全てが裏目に出てるって感じです。愛すべきキャラクターなんです。ああ可愛い。





ビーグルはこの後、敵地に墜落してしまい、右手を失ったものの命はなんとか助かりました。(これはひとえにローリングスの活躍と機転のおかげ!)





さらに終盤になって初めて、ドイツ機を一機撃墜します。わざと狙いを外して銃を撃ったら、しっかり当たりましたw




ビーグルの活躍(?)シーンはこんなものかな。大好きですビーグル。





ビーグルビーグル言ってますが、ラファイエット戦闘機隊の面々はみんな個性的で素敵なので、全員好きですよ~。キャシディさんもポーターもロウリーもナンも、私が名前覚える前に戦死されたパイロットの方々も。





実話をベースにした映画にしては、ロマン溢れるストーリーでした。今の戦闘機では絶対にできない、第一次世界大戦当時の複葉機だからこそできた空での戦い方ではないでしょうか。複葉機の映画がもっと観たくなったので、今度探してみようと思います!今のところは『レッド・バロン』が待機中です。楽しみー!!!





それでは、この辺で。





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