アントニーとクレオパトラ
アントニーとクレオパトラ 製作 ピーター・スネル監督 チャールトン・ヘストンキャスト チャールトン・ヘストン ヒルデガード・ネール エリック・ボーター ジョン・キャッスルほか 1971年度作品 シェークスピアの不朽の名作「アントニーとクレオパトラ」はそれまで世界各国でいくつも映画化されましたが、この映画はそれらを遙かにに凌ぐスケールで、史劇の一大スターとなったチャールトン・ヘストンが初めての監督作品として選び、自ら脚本、主演した超大型スペクタクルです。 ヘストンは映画生活25年の全てを投入、構想20年、製作費 54億円、登場人員2万人、使用フィルム20万フィート(約40時間)に登りました。特筆すべきは有名スタントマン80名を起用、そのうち45名が撮影時に負傷したと言います。CGばやりの今では考えられないことです。 見どころはクレオパトラとの結ばれぬ恋をクライマックスに、アクチュームの大海戦、アレクサンドリア激突戦を中心に壮絶な戦いの中に生きるアントニーと、絶世の美女と誉れ高い女王クレオパトラの波乱の恋。 クレオパトラには南アフリカ生まれで英国ロイヤル・シェークスピア劇団始まって以来の大型新人と言われるヒルデガード・ネール。彼女はこのクレオパトラ役の為に数千人の候補者の中から選ばれたと言います。共演には「ローマ帝国の滅亡」のベテラン エリック・ポーダー、「冬のライオン」のジョン・キャッスル、「哀しみのトリスターナ」の名優フェルナンド・レイら数多くの名優や新人が出演しています。 物語は、英雄ジュリアス・シーザーが暗殺されたのちのローマ帝国を舞台に始まる。シーザーに認められた武人のアントニーは、シーザーの甥オクタビアヌスとレピュドスと共にローマ帝国を統治していた。アントニーはエジプトの女王クレオパトラとの恋に落ちたが、本国では内乱の末、アントニーの妻と弟はオクタビアヌスとの戦いに負け殺される。さらにボンペイの巨大な大軍がローマ帝国を狙い攻めてきた。アントニーは妻を殺された怒りを隠し、ボンペイ軍を制圧するためにローマ帝国に戻り、撃破することに成功する。 アントニーはオクタビアヌスに背いて愛するクレオパトラのいるエジプトに戻るが、この背徳行為に激怒したオクタビアヌスは二人の住むアレクサンドリアに兵を進めた。アクチューム大海戦、アレキサンドリア激突戦と壮絶な戦いに破れたアントニーはクレオパトラが裏切ったのではないかと疑った。 ある日、アントニーのもとにクレオパトラが彼の怒りに苦しみ続け、耐えきれず自ら命を絶ったという知らせが届いた。これはアントニーの愛を確かめようとするクレオパトラが仕組んだものだったが、これを知らぬアントニーは・・・・。 アントニーはシェークスピアが描いた偉大な悲劇の主人公であり、「ジュリアス・シーザー」におけるアントニーの台頭と凱旋から「アントニーとクレオパトラ」における敗退と滅亡まで、シェークスピアがふたつの作品を通じて描き上げた唯一の人物だった。チャールトン・ヘストンがこの映画に思い入れた理由である。 パンフレット 松竹株式会社 事業開発部 提供 松竹映配株式会社