Hello everyone.  It's time for SEL!

今日のテーマは「修飾語」です。

英語ではmodifier(モディファイア)と言います。

文章を書く上で言葉を飾ったり、意味を具体的に相手に伝えるために、「修飾語」は欠かせません。

しかし、不必要に使うと、文章そのものを壊してしまうだけでなく、読み手に誤ったメッセージを伝えてしまう可能性があります。

下記の例文をみてください。


Human relationship can be totally destroyed by one terrible verbal gaffe.  Therefore, all of us should be very vigilant in making remarks.


上の文章は文法的になんのミスもありません。しかし、下線部の修飾語句が文章を読みにくくしています。(斜体は被修飾語)

最初の副詞totally「完全に」という意味ですが、destroyedという単語自体にすでに「完全に」という意味があるので、必要ありません。

二つ目の形容詞terrible(ひどい)を修飾しているverbal gaffeは失言という意味です。「失言」という行為には「言うべきではないことを、口を滑らせてうっかり言う」意味が含まれているので、修飾すること自体不用であることが分かります。

最後の副詞very(すごく)vigilant(絶えず注意)というように、単語自体にすでにveryの意味が含まれているから、付けるだけ無駄です。

の英文を、修飾語を省いた上で、書き直してみますね。


Human relationship can be destroyed by one verbal gaffe.  Therefore, all of us should be vigilant in making remarks.
(人間関係は一つの失言で壊れる場合があるため、発言には細心の注意を払う必要性がある。)


声に出して読んで見て下さい。直したの文章の方が読み易いはずです。

「修飾語」は、本当に必要な場合は除き、極力使用しない方が、文章的にはいいのです。

では、see you later. XD