Ciao a tutti!(やあ、みなさん!)

日曜日、上野の東京都美術館で現在開催されている『ウフィツィ美術館展:黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで』(10月11(土)~12月14(日))を見に行って来ました。

この展覧会では、イタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館所蔵のメディチ家ゆかりの75点もの美術品が出展されていました。

僕自身イタリア美術の大ファンなので、この美術展の開催を知ったときは、心が躍りました。

11月に入ったこともあり、上野公園はイチョウの木が色づき始めていて、綺麗でした。(12月上旬 紅葉見ごろ)









ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)の"Uffizi"の名前の由来は"Offices「事務所」"です。

この美術館はもともと、初代トスカーナ大公コジモ一世(1519年~1574年)の命令で1561年に着工され、次代のフランチェスコ一世(1541年~1587年)の時代に1581年に竣工した、トスカーナ大公国政府の行政機関の事務所です。

メディチ家のあとに大公国を継承した、ハプスブルク=ロートリンゲン家二代目レオポルド一世(1747年~1792年)の時代に1765年に一般公開したのが現在のウフィツィ美術館のはじまりです。

今回は、これまで鑑賞する機会のなかったブロンヅィーノ(1503年~1572年:本名アーニョロ・ディ・コジモ)の作品を中心に、本展覧会を楽しみました。

僕は、以下の二点、「コジモ一世・デ・メディチの肖像」と「フランチェスコ一世・デ・メディチの肖像」を特に気に入りました。







ブロンヅィーノはメディチ家お抱えの宮廷画家で、その作品のほとんどがメディチ家関係者の肖像画です。

この展覧会は来月14日まで開催されているので、このブログをお読みになった方の中で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてください。

ここにはあなたがまだ見たことのないイタリア美術があります!

Firenze è un "tesoro d'arte"!(フィレンツェは「美術の宝庫」です!)


注記

最初のパンフレットの画像と二つの肖像画は全て東京都美術館HP『ウフィツィ美術館展』のコーナーより拝借


参考文献&サイト一覧

『マンガメディチ家の物語』
ウフィツィ美術館展 展覧会基本情報
ウフィツィ美術展 みどころ