では、「ラファエロ」展のレポートをアップしますね。^^

この前、年の瀬以来、上野に行って来ました!今回は国立西洋美術館です。

3月2日から開催されている展覧会も6月2日を最後に会期が終わるとあって、この日の展覧会会場へと通じる道は大変混雑していました。




特に、美術館周辺は人が多く、来場者たちの、展覧会への期待の程を知ることができました。

鳩の鳴き声とときおり木々を揺らす風の音をBGMに、いざチケットを買い入場しました!

会場前の看板


チケット

入口です!!雰囲気抜群でしょ



コインロッカーに荷物を閉まって階段をおりま~す



そしてチケットを受け付けに出して、イタリア・ルネッサンス三傑の一人、ラファエロ・サンツィオ(1483年~1520年)の「世界」に足を踏み入れました。

最初に出迎えてくれたのは画家自身の「自画像」です。

自画像(Self-Portrait)

この作品は1504年から1506年の間に制作されたそうです。ちなみに所蔵元の美術館は、数々のルネッサンス絵画を保有していることで有名な、フィレンツェのウフィツィ美術館です。

今回の展覧会で展示されていたのは全部で61点で、どれも目を引くものばかりでしたが、僕個人としては、この「自画像」とラファエロの傑作の一つとして知られる「大公の聖母」の二点に心を奪われました。

大公の聖母(Madonna del Granduca)

僕は美術史家でも画家でもないので、専門的な解説はできませんが、「大公の聖母」からはラファエロの全てを読み取ることができます。


①高い教養、②深い信仰心、③繊細な筆使い、④豊かな感受性などです。

特に、僕は画家のタッチの柔らかさと豊かな感受性に、大いに感銘を受けました。

この二つの特徴は、ラファエロ作品を語る上で非常に重要です。前回紹介したルーベンス(1577年~1640年)も、イタリアでの修行時代に、彼の作品から、多大な影響を受け、その後自身の作品にもその時の経験を反映させています。

会期がまだ18日も残っているので、上野に行く機会があれば、是非とも「ラファエロ」展へ足を運んで見て下さいね。

見る際に、前述した4点に留意しながら鑑賞してみるとより楽しむことができるかもしれませんよ。:)

余談ですが、「大公の聖母」の「大公」の名前の由来は、トスカーナ大公フェルディナンド3世(1769年~1824年)が、この作品を、旅行先や亡命先にも持って行く程、常に大事にしていたことから来ています。

会場周辺の写真です。これらもどうぞ








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