語られるある科学者の記録
アラン・アーミティッジ博士
享年34歳
彼は紛れもなく人類史上でも屈指の天才だった
誰よりも何よりも平和を愛し
戦争を憎んでいた
彼は世界でトップの発明家であり
最大手の兵器メーカーに務めていた
人を殺さずとも短期で戦いを終わらせられる兵器を作る為だ
そして彼は死の直前に究極の《平和の為の兵器》を造り出すことに成功した
【ピーサー】
世界初の完璧な人工知能を持つロボット
各国のメダリスト、ノーベル賞受賞者、超人、偉人と言われる者たちの遺伝子から抽出したエネルギーを動力源とし
地球上に500kgしか存在しない最も高い硬度を誇る金属で造られた最強のボディを持ち
あらゆる攻撃を無効化する布で造られた表皮を持ち
数々の[殺さない武器]を搭載している
その使命は世界を平和にすること
平和を乱す者を抑止すること
使命を全うする為ピーサーは手始めにーーーーーーーー
アーミティッジ博士を殺した
ピーサー[世界の平和を乱す者・・・それすなわち人類]
[人類が1人として存在しない世界はどれほど平和だろうか]
[まずはこの最悪の犯罪都市]
[千葉市の人間を1人残らず始末しよう]
[世界平和の礎としてはうってつけだ]
ピーサーは自らの殺傷能力を限界まで強化し
人類にとって最強の敵となった
しかし・・・
千葉市には《彼》がいる・・・!
ドコォン
ゴガッ
ガシャッ(手をつくピーサー)
ピーサー[ぬぅ・・・]
[これは不味い・・・]
[強過ぎる・・・!]
スタッ(現れる男)
ボブ「もうやめろ!!」
「本当に平和を望むなら」
「もっとやるべきことがあるはずだ・・・!!」
ピーサー[いいや]
[全ての人類が平和の障害だ]
[お前もその1人!]
ズズズッ(残った片腕を向ける)
ピーサー[重力操作!フルパワー!]
ズンッ(男の周りが全てへこむ)
メゴッゴゴォン(橋が崩れる)
ピーサー[駄目だ・・・]
バシュッ(男に首を引きちげられる)
ピーサー[この人間には勝てない・・・]
ボブ「お前には命があるように思える・・・!」
「私にお前を殺させ(壊させ)ないでくれ・・・!」
男にちぎれた首を持たれながら話すピーサー
ピーサー[まさか・・・]
[手始めのつもりであったこの街に]
[この私から見てもバケモノとしか思えない人間がいるとはな・・・]
[もう諦めるしかあるまい・・・]
[だがただでは諦めない・・・!]
[せめてこの犯罪都市だけは消し去ってやる!]
ボブ「何!?」
ギュイイイィ(ピーサーの身体が光る)
ボブ「!!?!」
ピーサー[自爆装置を起動した!]
[爆発の威力は100メガトン]
[東京都を丸ごと焼け野原にできる威力だ]
キュイイイーーーーン
ピーサー[これは私の意思以外では止められない]
[千葉市など跡形も残らない]
ガッ(ピーサーの身体を掴む)
ドオォン(そのまま宙へ飛ぶ男)
ピーサー[宇宙空間まで運ぶ気か]
[無駄だ]
[爆発まで残り10秒もないぞ?]
ボブ「ならもっと速く飛ぶだけだ!!」
ボッ(音速を突き抜けて上に飛ぶ男)
2
1
0
ピピッ
カッーーーーーーーー
遥か上空にまばゆい光が灯る
その様子を千葉市民は見ていた
この日ーーーー
世界中の悪党共にーーーー
知らしめたことだろう
千葉に・・・
いや・・・
地球にーーーー!
ボブ・プロクターありと・・・!!
ボブ「(うぐ服が消し飛んだ・・・)」
「(これでは地球に帰れない・・・)」
「(どうしよう・・・!)」
彼はボブ
何を隠そう彼こそが地球を守るスーパーヒーロー
正義の使者
ボブ「(私はどれくらい息が持つのだろう・・・?)」
ボブ・ジャスティスーーーー完
この後、フルtinで帰還しました





何故か警察にしょっぴかれました






千葉市を破壊しようと思ったけど、これぐらいで怒ってたら、女にモテないと思い踏みとどまりました







