明けましたおめでとうございました!
本年もどうぞよろしくおねがいします!
って、周りにやたら職を探している人が増えている・・。
自分もそうなる可能性があるのかと思うとちょっとぞっとする・・。
景気がよくなるような起爆剤をだしていきたいねぇ・・。
では。
ある人との距離:何かがすこし違う
ツアーが始まった。
朝から青い海、空が広がり、人は普段見る東京の雑踏ではなく、日に焼けた無駄のない体系の異国の人達がどこかに向かって移動していく姿が見える。
そんななか、ツアーの船が出港した。
私やその他のツアー客、そして、あの人を乗せて。
今日のざっくばらんな予定をあの人はみんなに説明し、われわれも納得した。
船に乗りこんでから、1つ目の行き先までしばらくかかる。
東京での雑踏に疲れているのに狭い船の部屋でよどんだ空気を吸うのは苦しい。
ツアーの皆を誘ってみたが、日焼けを気にして外に出たがらない。
では・・・と、私一人で部屋を出た。
まず、ひとつ。
風が吹いて、空気が変わった。
新鮮な空気を吸い込んで、何かが少しはがれた気がした。
一歩でると、そこは船上。日よけといえるものはなく、赤道直下の明るい、直線的な日差しが振り注いでいる。
その太陽の一滴を浴び、冷えた身体がすこしずつ暖かくなるのを感じる。
そして、船のロフトに向かう階段を1段ずつ登っていった。
そこには、またもや件のあの人が・・。
気持ちよさそうに日差しを浴びつつ、くつろいでいた。
邪魔しないように別のところに座っていたが、向こうから声をかけてきたので結局すぐ近くに座って話をし始めた。
話の内容はたいしたことはない。
でも、なんだろう・・?
初めてなのにゆったりできる。
太陽の光を浴びて身体も温まってきているが、この人からは心の壁を溶かされるような感覚を覚える・・。
普段の私は、女性でも男性でもある程度距離がないと耐えられない。
特に仕事では、男の人ばかりの中で働いているせいか、男の人の至近距離での話し合いは苦手だ。
近寄られると、相手には気づかれないようにして、1-2歩下がる。そんなことまでするくらいだ。
体格差のせいで、とても圧迫感を感じ、変な緊張感がでるからだ・・。昔のトラウマのせいもあるだろう・・。
なので、渋滞もさることながら、通勤ラッシュ時の電車は本当に耐えられない・・。
が、この人はそういった圧迫感や嫌悪感をあまり感じない。
むしろ、ほわっと暖かいなにかがあるようで、ゆったりとした気持ちを持つことができる。
気がついたら、ひざが触れ合う位の距離にいた。
ある人との距離:初めまして
しばらく恋愛から遠ざかっていた。
とにかく仕事にしか集中したくなかったから。私はこと人を好きになると、自分の生活に影響がでてしまう。
もしそんなことをしたら、この仕事はやっていけない。おまんまの食い上げだ。
実家に帰れば、親も健在でいくらでも甘やかしてくれるはずだ。だが、変に期待もされているところがあり、すぐに居心地悪くなることはわかっている。
そう、私はそのまま走るしかないんだ。そんな思考にとらわれていた。
とまあ、そんなことを書くと、さぞかしキャリア構築にやっきになっている鬼女かと思うが、私はどこにでもいる女性の一人だ。特別高い能力なんか持ち合わせているわけがない。
そんなずぼらが平日の睡眠はおろか、土日・休日のすべてを仕事やそれに関する時間として費やすことなどできようはずもなく、休みの日は恋愛はさておき、体を動かし、趣味に明け暮れて平日の鬱憤を晴らしていた。
そして、月曜からまた仕事で土日で持ち直した気力やら体力やらを消耗する。
そんな毎日で、とにかく恋愛からは距離をとっていた。
そんな生活にも飽きてきたころ、海外のツアーにいくことにした。
本当に気まぐれ。私の持って生まれた性格らしい。
その中にあの人がいた。
「初めまして。○○です。」
成田空港のあるカウンターでお互いに挨拶を交わし、まずは何者かを他者に知らしめる。
そこでは別段特別なことはなく、かつぎこちなさもあまりなく、あっというまにメンバー全員くつろいだ雰囲気をかもし出し、まだ見ぬ土地への期待をさらに会話で膨らませていた。
声は以前に聞いたことはあったが、妙に声が印象的。一般的に"よい声"とはいえないが、個人的にはとても心地よい声質をしている。その人の声を聞いていると、胸の奥で堅くなった何かが少しずつほぐされる気がした。
その人は今回のツアーコンダクター。
参加者全員をとりまとめ、心地よくこのツアーに参加してもらい、安全に帰ってもらうことが必要。
・・が、どこか抜けていて、はたから見ていると、1つ1つが荒く何かがもれている。
それを指摘すると、「あ!」といい、頭を下げながら恥ずかしそうに「すみません」という。
いじめたいわけではないし、決して自分のことを"S"だとは思ってはいないが、その様がなんとも可笑しい。
また何かやらかすんじゃないかと期待して、また指摘したくなる人。
なんとかチェックインも終了し、私は両替をしていないことに気がついた。免税品も冷やかしたい。
みんなで先に行っているように伝え、自分ひとりで両替と免税品を眺め、ゲートに向かった。
すると、そのツアーコンダクターしかいないではないか。
「ほかの皆さんはどうされたんですか?」」と聞いたところ、
「歩くたびにお店に一人一人吸い込まれていきました・・・」。 そうですか・・。
「ビールでも飲みませんか?」
当然飲む。
で、二人でカウンターに行った.
その後、ベンチの隣同士の席でビールを傾けながら二人で他のツアー客を待ちつつ、たわいもない会話を展開し、私も笑い、相手も笑った。
初めての日はこんな距離だった。
