2025年最初のブログ記事となります。

本年もよろしくお願いいたします。

 

クイズイベントを開催するにあたって、私のモチベーションがどこにあるのか?についてのお話です。

「クイズの楽しさを広めたい」「クイズの仲間を増やしたい」

というのは当然あるのですが、私の場合はさらに

「クイズ番組の再現をやってみたい」

というのがあります。

 

『ヘキサゴンⅡクイズパレード』の「行列早抜けリレークイズ」や

『クイズ☆タレント名鑑』の「芸能人!してる?してない?クイズ 」

などは問題や画面を用意できれば素人のクイズイベント主催者でも実現可能です。

『パネルクイズ アタック25』のパネルの取り合いや

『クイズ世界はShow by ショーバイ!!』のミリオンスロットなどは

プログラミングの技術で再現することができます。

(私の本業はシステムエンジニア・プログラマーなので時間さえあれば再現できます。)

 

一方で、テレビのクイズ番組は多くのスタッフや予算やネームバリューがあってこそ実現できるものも多いです。

例えば『クイズ世界はShow by ショーバイ!!』の「何を作っているのでしょうか?」は

工場に取材交渉をOKをいただかないとできないです。

『クイズ100人に聞きました』などのアンケートクイズもアンケートの調査員が必要ですし、

何よりテレビ番組というネームバリューが無いとそもそも一般の人はアンケートに協力してくれません。

つまり素人がクイズ番組の再現企画を実現する為の一番の鍵は「テレビの取材力」になります。

 

しかし、そのままの実現は無理でも代替手段を考えればそれっぽいクイズを作ることも可能です。

今日はそのいくつかを紹介します。

 

①『ネプリーグ』の「パーセントバルーン」をSNSの力で実現

ネプリーグのパーセントバルーンはあるものの割合やあるアンケートの回答の割合を当てるクイズです。

今はランキングサイトやアンケートサイトがあり、それらを引用することで番組と同じような問題を作ることも可能です。

私はそこからもうひとひねり加えて、クイズイベント中にSNSのアンケート機能を使い

「1時間後にアンケート結果が何%になっているか?」を当てるクイズとして出題しました。

クイズ会の参加者がどう回答するか?

そして参加者のリポストで拡散される層がどんな人たちなのか?

といった想像も働かせて答える、リアルイベントならではの楽しさを加えたクイズになりました。

 

②『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の「スペシャルゲストクイズ」を生成AIの力で再現

日本テレビの『笑って許して!!』『どちら様も!!笑ってヨロシク』から続く、

道行く人にある芸能人のイメージを聞いてその内容からその芸能人を当てるクイズです。

先程記述した通り、素人が街頭インタビューを重ねてクイズを作るのは無理です。

一方、近年「ChatGPT」「Grok」などの生成AIが誕生しました。

これらは質問に対して答えを出してくれるのですが、

学習が不十分な状況ではその答えが間違っているものもあります。

そこを逆手に取り、街頭インタビューが「道行く人の芸能人に対する勝手なイメージ」から答えるクイズなら

「生成AIの芸能人に対する現時点の認識」から答えるクイズも成立するだろう、

ということで生成AIが出てくる「正しい情報と間違った情報が混ざったもの」を見て答えるクイズを作りました。

 

③『クイズ世界はShow by ショーバイ!!』の「何を作っているのでしょうか?」

こちらも生成AIに、あるものの作り方を質問し、その回答を見て答えるクイズです。

折角「ミリオンスロット」を作っても、『Show by ショーバイ』で一番盛り上がるクイズを

出題できていなかったことに不満を感じていましたが、

このクイズを作ったことによって

「ミリオンスロット!」→「VTRスタート!」→「何を作っているのでしょうか!」

の掛け声を司会席から言えるようになったので、私としては大満足です。

 

SNSや生成AIを使ったクイズ企画は、テレビ番組の再現だけでなく独自のものも作ることができますし

YouTubeのクイズチャンネルではある言葉を生成AIに画像化させてクイズにする企画などがすでにあります。

素人の作曲家が『初音ミク』という専属歌手や、ニコニコ動画・YouTubeという発表の場を得て活躍の場を広げたのと同様に

クイズも最新の技術を上手く利用することで更なる発展が出来るかもしれません。