http://newsflash.nifty.com/news/te/te__jcast_7613.htm

 掲題の記事がJ-Cast Newsに掲載されています。とても悲しいことですが、これが現実なのでしょう。

 「学校では、担任教師たちが、生徒ひとりひとりとじっくり話し合う時間をつくることが大切だ。導入が進むスクールカウンセラーやいじめの有無の調査ではなく、身近な存在として生徒の心配事に耳を傾けるだけでも気付くことがあるはずだ。親は、自分の子に限ってうつ状態などとは無縁だ、という思い込みを捨てる必要がある。だれでも陥ってしまう可能性があると知り、やはり会話を重ねるべきだ。国へは、中学生対策としてだけでなく「こころの安全週間」を創設し、自殺防止や周囲のうつ状態の人に気付くよう啓発することを求めている。全国で毎年行われている交通安全週間並みに一時期に集中的に関心を高めようとするものだ。」

 新教育三法が可決されて、教師達がその対応に追われたら、生徒ひとりひとりとじっくり話す時間は更に減ってしまうのではないでしょうか。

 また、生徒がそうであるなら、教師も親も同様に『うつ状態』である可能性が高いと危惧します。引きこもらないで、時間をかけて前向きに話し合うことが問題の解決に繋がる最善の方法であると考えます。そのためには、競争重視の教育や上からの押し付け教育を排して、優しい余裕のある心を育む文化や芸術の教育に力を入れることが寛容と考えます。


山口実