友達の日記に、「右翼チック」な戦争オタクと思われる人々が、謂わば「荒らし」のような書き込みをしていました。
 このような若者に対して、私は「明日は我が身」と言う言葉を良く考えることをアドバイスします。
 湾岸危機の大使館篭城・人質生活やインドネシア暴動などの危機に直面すると、日頃勇ましいことを言う若者に限って、うろたえたり、神経性の胃炎で倒れたりしました。
 まあ、謂わば「人には言えん(胃炎?!)ような恥」をかいていました。
 私は、近く日本の文化に就いて大学で講演する予定ですが、「恥の文化」に就いても語ろうと考えています。日本には不公正な言動を行うことを恥と思う文化がありました。弱いものを苛めることを恥とする文化がありました。しかし、現代はその恥の文化が失われつつあります。
 私達は、恥を忘れれば、そのツケは結局自分に廻ってくること、弱い立場になった時恥をかくのは自分であることを肝に銘じて、勇ましいことは言わず、相互の思いやりと助け合いの心を実践していくことが大切だと考えます。


山口実