「絢香の掲示板『炎上』閉鎖 ミキティーとのコラボがアダ(J-CASTニュース)」
http://
上記のニュースを読んで正直驚くと共に、ここまで来たのかと悲しくなりました。
僕の正直な感想は「ファンが本人を悲しませてどうする。」と言うものです。「贔屓の引き倒し」と言うか何と言うか今の日本に文化が育たない大きな原因を見つけたように感じました。
昨日のエキシビションは見ていないのですが、アーティスト同士が共鳴をして、ミキちゃんが絢香ちゃんに頼んで歌って盛り上がって、「ああ良かった。素晴らしかった。」チャン、チャンと言う話が苦情の対象になるのはどうしても解せません。
僕はフィギュアスケートも音楽も芸術だと思っています。芸術家とファンの関係を商品と消費者の関係のように誤解している人が結構多くいます。以前角松ちゃんのファンサイトで「凍結前の曲が良かった。今の曲は駄目だ。」としつこく書き込む人がいて、それに同調する人が結構いました。それで僕は結構マジになって反論しましたが、彼らは結局アーティストのアートを商品としてしか考えられない(結局はアーティストも商品と考えている)ので、自分の嗜好をアーティストに押し付けようとしているのでした。わざわざ私のブログにまで意見する人が出て来て、「ちょっと家族が怖がるので止めて頂けませんか。」と言ったら、静かになりました。
僕は、Wifeがアーティストで毎日一緒に生活していますから、アーティストの感性の豊かさを肌で感じています。そんな感性の豊かな人々に彼らのアートに関して、「あれをやれ、これをやれ。ああするな、こうするな。」と言うのはとてもおこがましいと考えます。「あれをして下さい。これをして下さい。」とリクエストして、アーティストの判断に任せるのなら良いのですが、アーティストをエンタテインメントの道具のように扱うのはファンのやるべきことではないと考えます。
嫉妬したり、やっかんだりする心情は分らなくもないのですが、良い年こいた大人が放送局に電話までかけて大騒ぎして、結局アーティスト本人(この場合は安藤美姫ちゃん)を悲しませるなんてアホらしさを通り過ぎて、悲しくなります。
皆さんはどうお考えになりますか?
山口実