「非識字率、首都ワシントンDCで高い傾向と 米調査」
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200703200027.html
掲題の記事がCNN.co.jpに掲載されています。
このニュースによると全米の非識字率は21%とのことですが、英語の分らない人は50%近いとも言われています。
非識字率の高さは、格差の大きさの主因の一つと言えます。米国には移民を多く受け入れているので、日本(0.2%)と単純に比較することは出来ませんが、このことが国内の貧困層を増し、内政の不安定要因となっていることは否定できないでしょう。
そんな中では、米国は世界の警察官を自称して莫大な戦費を遣うより、内政を充実させる方が重要と考えるのが自然ではないでしょうか。従い米国政府が、日本による「世界の防衛費」の「応分」の負担を求めてくるのは当然の成り行きとも言えます。
一方で、識字率は高いものの、日本も多額の借金と数多くの内政問題を抱えています。日本政府が軍事による国際貢献より、平和的且つ費用対効果のある非軍事面での国際貢献を十分考え、実行することは日本国民ならず米国を含めた国際社会のためにもなると思量しますが、皆さんは如何お考えでしょう。
また、少子化の中移民受け入れは日本にとっても大きな問題となるでしょう。ただ、受け入れを拒否するのではなく、受け入れの為のヴィジョンと制度を確立することも肝要であると考えます。
山口実