久しぶりにスポーツクラブで泳いでとても爽快な気分です。
 しかし、今朝の出来事はやはり心に引っかかっています。
 今日のサンデープロジェクトを見ました。怒りを通り越して、悲しくさえ思えました。
 能面の冷血女性評論家(失礼ながらいつも名前を忘ますーー魔界の人だからでしょう。)がまず「従軍慰安婦」と言う言葉にケチをつけましたた。従軍はなかったと言うわけです。
彼女は、「兵隊の相手をされた女性たちは本当に気の毒だと思う」と顔色も変えずに言いました。そして、「軍が強制的に関与した証拠はない。」とあの恐ろしい薄ら笑いを浮かべながら言い放ちました。これに対してサンプロのアホ司会者はそれに対する議論の時間を殆ど与えませんでした。
証拠が意図的に焼かれ、被害者の証言は信じず、被害者が年老いて亡くなって行けば、過去の間違いを隠蔽するのでしょうか。この問題は私達にとって決して愉快な問題ではありません。しかし、この問題を被害者の立場に立って真摯に反省し、負の歴史として記憶に刻んでおかなければ、国際舞台で主役を演ずることは出来ません。
「植民地や占領地の女性たちが意思に反して連れて行かれ、日本軍の将兵の相手をさせられたことは間違いない。」事実なのです。百歩譲って、それに直接手を貸したのが日本軍の意を汲んだ業者だとしても、被害者にとっては同じことですし、軍を威を借りた業者に植民地や占領地の女性たちが逆らえたはずもありません。ましてや、なんの強制もなく自分から進んで慰安婦となったとは考えようがありません。
 私のブログの心優しい読者の皆様には、ご自分の事として考えて頂きたいと思います。ご自分が「従軍慰安婦」だとして、「いやあれは業者がやったことで、日本軍がやったのではない。」と言われて納得ができるでしょうか。それも、しっかりした謝罪(1993年河野談話)の10数年あとで。
 今日の西日本新聞に「対応は河野談話を基本に 従軍慰安婦問題」と言う社説が掲載されていました。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syasetu/
独りよがりの内弁慶は、日本を国際社会から孤立させるだけです。
私が一生懸命支援しようとしている女性は、あんな冷血な人ではありません。もっと感情が細やかで、相手の痛みの分る優しい女性です。


山口実