年間200本ロードショーを見る親友から、2006年のベスト邦画と薦められていた佐々部清監督の映画「カーテンコール」のDVDをようやく見ることが出来ました。
 この映画は、福岡では博多シネリーブルで1週間上映されただけで見逃していました。また、DVDも大きなレンタルビデオ店に1つしか置いてありませんでしたから、借りるチャンスを逸していました。
 やはり素晴らしい映画でした。映画産業の衰退、親子の情、在日朝鮮人差別の問題などを実力派の俳優陣が素晴らしい演技で表現していました。藤井隆君の笑顔も歌も素晴らしかったし、藤村志保さんや鶴田真由さんのバイプレーヤーぶり、津田寛治さんや井上尭之さんのいぶし銀のような演技も秀逸でした。それに何より井上さんの歌の良さ。やはり映画って素晴らしい。
 この映画は涙無しでは見られませんが、流した涙は心を洗ってくれました。と言う事で、まだご覧になられていなければ、是非ご覧下さい。
http://www.curtaincall-movie.jp/


山口実