掲題のニュースがCNN.co.jpに掲載されています。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200701150020.html
ブッシュ大統領はイラク新政策でも強行姿勢を変えていません。それどころかイラクでの自らの失敗をシーア派政権やイランのせいにしようとしてるように見えます。これでは憎しみや対立が増すばかりです。
今必要なのは武力ではなく、対話です。民主主義を推し進めていたイラン政府を「悪の枢軸」と名指しし、イランの保守勢力に力を与えたのは現ブッシュ政権であり、今の危機的な状況の責任の多くが彼らの失政にあります。イラクでの混乱した戦線がイランにまで拡大せぬことを祈り、同時に米国議会の良心と国民の力に期待せざるを得ません。そして悲劇の繰り返しを防ぐために日本政府が何をすべきかは言うまでもありません。
山口実