今日は久しぶりに報道ステーションを見ました。今日はコメンテーターとして、我が先輩尊敬する寺島実郎さんが出演しておられました。ちょうど今日の午後彼の秘書の方とお話をしたばかりなので、とても奇遇に感じました。
放送の中で(私も12月30日の日記で指摘したのですが)、寺島さんがイラン攻撃の可能性とその場合の悲劇的な結末や日本の立位置に就いてお話をされていました。寺島さんはブッシュ大統領のイラク新政策(兵士2万人の増派)には否定的でしたが、「万一成功したとして、シーア派主体のイラク政府が安定政権を樹立すれば、イラクだけでなくサウジを始めとする湾岸諸国への増大と言うパラドックスに陥る。その場合米国がイランの力を殺ぐ為、各施設への空爆も有り得る。米国は現在3隻の空母をペルシャ湾に集中しており、突発的に攻撃をする可能性は否定できない。そうなると90%の原油をアラブ諸国に頼っている日本はオイルショックの時以上の大きな打撃を受ける。そうならないためには、長年イランとの好関係を維持してきた日本の外交的役割が非常に重大である。」と言う主旨のお話をされました。
正に、おっしゃる通りです。今、日本が独自の平和外交を展開しないで、どうすると言うのでしょう。
山口実