大学の今日の講義でQCの話をしましたが、最近の日本の社会を見ているといろんな面での品質管理がおろそかになっているように見えます。

 それは製品の品質の問題であったり、安全性の問題であったり、サービスの問題であったりします。

 その原因はと考えるに、一番大きな問題はリストラ等により中高年の所謂熟練者が離職していることに思えます。利益を追求するため、経験や智恵を軽視する傾向が強く、熟練者の長年の感覚が生かされず軽率なミスが繰り返されているように思えます。 

  少子化が叫ばれる昨今、もう一度中高年の熟練者が活躍する社会を再構築することが肝要に思えます。

山口実