これで、民主党の上院でも過半数を確保する可能性が強まった。バージニアは、再集計をしても不正さえなければ、民主党の勝ちであろう。
 一方、ラムズフェルト国防長官の辞任が決まった。イラ・イラ戦争時代、サダムフセインの増長を促した張本人が責任を取ると言うのは今回の中間選挙を象徴するものと考えるが、やはり最高司令官の責任も厳しく問われるべきではないか。
 同時に日本政府もここでイラク戦争を支持したことの総括をすべきだと思う。間違いを正さなければ、歴史は繰り返す。
 6年前にゴアを選んでおけば、現在の世界情勢や自然環境の混乱は避けられたのではなかろうか?今更言っても詮無いことではあるが、返す返すも残念である。
 一国や一企業の利益を心配するのではなく、国際平和のためにこの選挙結果が吉と出ることを祈るのみである。まあ、今より悪くはならないであろうがーーー。


山口実