久しぶりにサンデープロジェクトを見ました。

私はこの番組の司会者の傍若無人な番組進行と時の政権に迎合する姿に嫌気がさして、最近は見なかったのですが、今日は以前にもこのブログで取り上げ、私が心から尊敬する日野原重明先生が生出演されていたので視聴しました。

 さすがに、傍若無人氏も先生のお話をさえぎることもなく、終始圧倒されていました。

 先生が94歳で、いまだ現役の医師として活躍し、年の半分は講演活動で全国を廻られ、睡眠時間も1日3~5時間程度で、徹夜も苦にしないと言う超人ぶりに驚嘆しました。

 しかし、何より感銘を受けたのは、先生が今平和活動を続けておられる理由として、中国での日本軍の民間人の殺戮、731部隊の存在、広島・長崎での原爆被害を挙げられたこと、「日本国憲法を制定した時点で、米軍に安保を頼るのではなく、非武装平和主義を推し進めるべきだった。日本はガンジーの非暴力主義を見習うべきだ。私達にとって大切なのは、相手に対する赦しと自己犠牲に基づく愛である。」とおっしゃったことです。

 先生は「平和を誓ってから61年経って、紛争やテロが頻発して、事態が悪化している」ことを嘆かれた上で、非武装平和主義を唱えられました。軍備強化を目論む政治家たちに、先生のつめの垢でも煎じて飲ませたいと思いました。

山口実

P.S.老いてますます元気で、平和の大切さを熱く語られる先生を少しでも見習いたいと考えました。元気さだけは負けないような気もしますがーーー。